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この前、といいつつもうあっという間に1か月前の年末、富山の友人が島根に帰るついでに東京に寄ってくれた。

むしろ遠回りなのにありがたい。翌日16:00の新幹線まで時間があるので本当は個人的な趣味で源泉掛け流しの温泉に行きたかったのだが、それだと間に合わないから我慢して、富山にも島根にもないであろうとのを探しまくった。
富山は海産物もお米もお酒も美味しくて、大抵のものはあることが分かった。本人に聞いたら賑やかな歓楽街!と言われたが、それはさすがにプレゼントできないので、東京にしかないを考えて色々考えて、知恵を絞って、脳みそを全力でかき混ぜて、それは、つまりもんじゃだ、ついでにお好み焼きだ!!という結論に至った。

最高だ。ナイスアイデアだ。
本人に伝えるとイマイチ反応が薄かったがきっと感動しすぎて言葉にならないのだろうとやり過ごし、モンジャを食べにいざ月島へ。

12月30日なんてどこもあいてないんじゃなかろうか、という一抹の不安。食べログを見たら休みの日は不定休というお店がわんさか。
休みが不定休って色々融通がきいていいな、と将来もんじゃ一筋で生きていくとしたら、という想像が膨らんだ。

とりあえず、わからないから行ってみよう、と訪れてびっくり。わんさか人が溢れかえっていた。。謎解きのゲームの舞台の一つだったことも大きいのか鉛筆と用紙を片手に左に右に動く若者もおおいがそれをのぞいてもうじゃうじゃ人がいた。30日にもんじゃを食べに来る人ってどんな人なんだろう。想像が膨らんだ。

ルンルンなこちらのテンションとは裏腹にふと現実に直面した。

ベビーカーでは入れない問題。

どこもお店はせまくて通路に置くことができない。しかもタイミング悪く我が家のダウン症児は移動中からガン寝を始め、まさにお店に着いた今の瞬間も爆睡こいている。もんじゃどおりの左側へ右側へ、いったりきたーりとベビーカーokか聞いて回ったが、どこもベビーカーは入れない、と丁重にはお断りされた。

もう体はもんじゃモードなのに!!
3人の大人を1:3に分けてもしくは2:2に分けて子供を見ておくチームともんじゃを喰ふチームに分けるとか考えたけど、残りの2人はいやいや、そこまでじゃなくない?となり。

今更他のものを食べるなんて体が許さない!最後は絶対見つけてやるという年末の余した執着を持って、もんじゃストリートを闊歩してベビーカーokのお店を探しまくった。

そしてそして、願えば叶う!ようやく1軒だけベビーカー可能なお店に出会えた。しかも対応してくれた方々の優しさったらない。何件も断られている中なので、恐る恐る尋ねる。

「あのうぅ、ベビーカーで入れますか…」

「いや,うち無理!」
「ごめんなさい、無理です!」
「いや、だめだね!」
「無理よ!」
「すみませんっ、またご検討ください〜」

散々断られて半ば傷心状態の我々(というか私)に、

「ベビーカー?大丈夫ですよー!!席作るのでお待ちくださいね〜」

と笑顔で準備をして迎えてくださるお店に出会った。
捨てる紙あれば拾う神あり!

ようやく念願のもんじゃにありつけたのでした。
子供がいないときは全く不自由に感じたこともなかったことに、ああ、困るなぁ不自由だなぁと思うことが増えた。何がいい悪いではなく、子供も大人も、幼児もご年配の方も、性別も問わず年齢も問わず生きやすい社会って創れないものだろうか・・
もんじゃ&お好み焼きを食べて久々のホッピーを喉に流し込みながらふとそんなことを思っていたとき、ふいにその先輩が放った一言。

「おれ、今日この後広島で乗り換えで、時間あるからお好み焼き食べる予定だったんだよね・・まあいいけど」

な、なんですと・・!?

ということで全く東京土産にならなかったもんじゃ&お好み焼きなのでした。そして肝心の我が子は、食べ終わってお店を出る瞬間に起床されたため、初もんじゃデビューならず、よくわからない香ばしいにおいを嗅いだだけなのでした。帰り道、お腹すいた!!と騒ぐので、もんじゃストリートでメロンパンを買って差し上げたところいたく気に入った坊ちゃんなのでした。(しかしこのメロンパン、本当においしかった!!)

こちらのメロンパンが美味しすぎた!!
月島名物のカメさん
東京と言えばもんじゃでしょ!


ご満悦ショット
ひげじいさん


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