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キラキラコーティング

SNSを見ていると


キラキラ臭


がする投稿がある。


(*´ω`*)え?

ですよね。キラキラ臭とはなんぞ?


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例えば、美味しい美しいパフェを食べたよ

という書き込みがあるとする。


(✽ ゚д゚ ✽)わあ、素敵!! 食べてみたい!

と思う書き込みがある傍ら、


(*´ω`*)···ん?


と思う書き込みがたまにある。


これは本当にニュアンスの問題なので、具体的にどう、という事でもなくて、

どんな言葉を使っていたらそうなのか、とは説明できなくて、例えるなら

(*´ω`*)臭う


と言うもので。


素直に美味しそうと思う書き込みからは、なんとなく

"ヽ(=´▽`=)ノ美味しかった嬉しい!"

"ヽ(=´▽`=)ノぜひ他の人にもこれ体験してほしい!"

という純粋な喜びが伝わってくるのだけれど、

ん? と思う書き込みからは、なんとなく

"( ꈍᴗꈍ)こんなに素敵なのよ私"

"( ͡° ͜ʖ ͡°)さあ羨ましがって、すごいでしょ、どうよ"

が伝わってくる。


幸せな人アピールと言うか、リア充自慢というか、それもなんとなく必死にそう演じている、そんな香りが漂ってくる。


これは感覚的な事なので、見ているこちらの妬みが乗ったりすることもあるだろうけれど、それだけとも言えない、


"見て見て、私はこんなに幸せなんです"

"私はこんなに他の人から羨望されるべき存在なんです"


という主張が乗ってるのを感じるのだ。


恐らく、本当に嬉しかったことだけが伝わってくる投稿に、妬みの感情は湧きにくいのかもしれない。


"私もそれやってみたい!"

"おんなじように幸せを感じてみたい!"


と、興味をそそられたり、やってみようと背中を押されたりするような気がする。


方やアピールの乗った書き込みに対しては、


"え、なんかイラッとする"


と言う感覚を覚えるのかもしれない。


イラッとするのには、自分の心の中の方に種がある場合が多いのだけれど、今回それは置いておく事にして。


発信されるものの中に乗る、いわば派手できらびやかな演出を施された

"キラキラコーティング"

の正体は、

ひた隠しにしている劣等感

だったりするものだ。


本物の幸せや喜びの表現は、

意外と地味でシンプルで、装飾の乗らないものになっていることもあり、

キラキラコーティングを施されたものほど、

演出臭による違和感を与えるものである。