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「つながらない権利」の代償

今日は休みだったのでなにか有意義なことをしようと思ってはいたのだが、案の定思っているだけで終わってしまった。

どうにも体がだるくてベッドに横になっていたら夕方頃まで眠っていたらしい。
枕元に放り出していた会社貸与の携帯を見ると鬼のように連絡が来ていた。

ため息をついて重い頭を持ち上げてひとつひとつ確認していく。
折り返しが必要なものは折り返しをして話をしたりなどした。
どっと疲れた。

休日くらいは仕事から切り離されたいと思う。
最近の言葉で言えば「つながらない権利」を行使したい限りだが、準管理職ともなるとそれは許されないようだ。
上層部からも、準管理職以上は休日でも会社携帯は持ち歩くことが義務付けられている。
特に手当はない。
(多分これ労基法違反)

そりゃあそれなりの役職はいただいているので責任感を持ってやりたいとは思う。

だが、私の中には「サブマネージャーとしての私」だけが存在している訳ではないため、常に「サブマネージャーとしての私」を求められると疲れてしまう。

さらに、私の上司であるマネージャーは上層部からの話に逆らって、休日は会社貸与の携帯の電源を落としているため、その分私がいつでも応答できなければならない。

そうなってくると、ますます私は「つながらない権利」を行使できなくなる。
マネージャーが「つながらない権利」を行使している代償に、私の「つながらない権利」が奪われていることが納得いかないときがある。

時々でいい。
私も「つながらない権利」を行使して「サブマネージャーとしての私」から解き放たれたい。

でないと、きっと壊れてしまう。
壊れて、壊れて、壊れて、捨てられるだけだ。
それとも、いっそ壊れて死んでしまった方がいいのかもしれないのだろうか。

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