カチカチ山のトトロ
ピアノを習い始めてから半年が経ちました。
なんでもそうですが、何かを始めると、楽しさと、小さな壁が交互に現れるように感じます。
年末にピアノ教室でクリスマス会があり、小学生の生徒さんにまぎれて「となりのトトロ」を弾きました。今ってyoutubeであらゆる映像が見れて便利ですね。久石嬢さんが弾くしっとりとした映像を見ながらイメージを膨らませました。イメージだけはたっぷり、、、
しかし本番、途中から手が震え、自分が思っていた以上に身体が緊張してしていて、家で弾くトトロと全然違いカチカチのトトロになってしまいました。
ここまで手が震えたのは人生で初めてでした。
おーい、わたしの身体ー、と呼びかけても震えは止まってくれませんでした。
ピアノをもう一度弾きたいと思ったきっかけは、音楽の仕事でライブを撮ったこと以外に、フジコヘミングさんのピアノの演奏会に行って感動したことにあります。フジコさんのピアノって自然そのものという感じがしました。なんというか森の中にいるかのようで、懐かしい家の風景や、時間が蘇りました。その時にドビュッシーの「月の光」を演奏されていて、自分も弾いてみたいと思ったのでした。
トトロも難しかったのですが、「月の光」ははたまた、難しい化学の本のような感じで、少し読んでは、すぐ休憩したくなり、心が折れる時間がすぐ来てしまいます。
とても難しいのですが、聴くのとは違い、弾くというのは、ドビュッシーの発想を体感できるというとても幸せなことだとも思います。
よくこんなこと(曲)を考えたなあと思うのです。
参考にYouTubeを見たのですが、良くない弾き方が自分の弾き方そっくりでした。
この解説は、ピアノの解説ですが響きの余韻を残したまま、音を重ねていくというのは、まるで写真の解説のようだなあと感じました。
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