見出し画像

バンクーバーでの新型コロナ規制中の生活は?

2021年3月22日現在の状況

バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では緊急事態宣言が2020年3月に出されて26回延長され、今もだいぶ厳しい規制が続いています。

去年夏ごろに一旦緩くなり、夏休み後に他の国々と同様爆発的に感染者が増え(第2波)また10月に厳しい規制の発令が出されました。それが先週まで続き、また少し緩和された現在の様子です。

ソーシャルギャザリング(集まり)は屋外のみ10人までに緩和されました。今までは同じ世帯メンバー以外と屋内・屋外問わず集まることが禁止されていました。今回の緩和は、屋外の公園やビーチ、もしくは自宅の庭などで10人まで集まるのは0Kということです。ただし、10人は毎回新しいメンバーというよりも決まった家族や友達でということらしいです。レストランなどでの集まりはこれまでと同じ世帯メンバーのみ。屋内での集まりは引き続き禁止。やっと暖かい日が続くようになったので外に出てピクニックやBBQをしたくてウズウズしている人たちにとっては朗報です!我が家はまだ知り合いもあまりいないので特に変化はありません。

ただ、この緩和で子供がカナダに来てから初めて学校のお友達と学校外で会って一緒に遊ぶことができました。子供たちの通う学校は9月からはずっと通学できているのでそれは本当にありがたいですが、放課後や週末に一緒に遊んだりするのは(プレイデートと言います)禁止されていました。BC州は小~高校の学校を閉鎖にはしていませんが(週に数回通学という対応のところもあり)、大学や、州によっては高校閉鎖や小・中学生でもオンライン授業の続いているところもあり子供のソーシャルライフ、精神衛生が心配されているとのことです。

公共の場、屋内のショップやショッピングセンター内では引き続きマスク着用が義務付けられています。店内は規模によって何人まで入店可能というのがあり、混む時間や週末などは外に列ができているのをよく見かけます。銀行のATMなどは一人づつなので大抵長い列になっています。2mおきにテープで貼られている場合がほとんどです。みんな行儀よく待ち位置で並んで待っています。スターバックスのようなコーヒーショップでは店内での飲食禁止にしているところが多く、テイクアウトで対応しています。外にテーブルや椅子がある場合もあります。大きな店内のあるコーヒーショップではポツンポツンと間引き以上に間引きされて座れる椅子がある場合もあり、その場合は大抵お店の人がアルコールスプレーで綺麗にしてくれるまで着席できないようになっています。

支払いは現金支払いの出来ない店も多く、現金を使うことがほぼ皆無です。私も現に普段生活する上で現金は財布に入っていないですし、デビットカードがクレジットカードでの支払いしかしていません。とはいえこれまで2度、現金が必要な時があって困りました。1度は学校に子供が募金で持っていくのに1~2ドル必要で、家中を探してかき集めました。。。もう一度はバスカードを買うのに(SUICAのようなもの)レジのカードの機械が壊れていて現金のみと言われATMに引き出しに行く羽目になりました。これは今までもうすでにカード社会になりつつあり、それが加速されただけで、アフターコロナも現金は使うことがなくなるのではないかと思います。子供なんかは一生現金を持って歩くことなんてなく、お金を見たことがないなんていう日も来るかもしれません。

州外に遊びに行くことは引き続き必須な用事以外は禁止(といってもこれに関して罰則があるわけではありません)、州内でも自分の住むエリア外のリゾート地に行くようなことも自粛となっています。スキー場によっては少し離れた都市からの旅行客は予約ができない場所もあるようです。観光旅行などはもちろん今は全くそんな話は出てきません。カナダが国外からの入国に関してさらに厳しい条件付きとなったので、本当に必要な人以外カナダ国外に出る人はほぼいないのではないのでしょうか?ちなみに今はカナダに観光では入国はできず、できる人は(カナダ国籍、PR保持者、その家族、留学生など)出発前の国にてPCR検査による陰性証明書の取得、カナダに到着してからPCR検査、政府指定のホテルで上限3日の待機、その後計14日間の隔離措置が義務付けられています。ちなみに隔離中は全く外に出れません。

私がカナダに到着時はすでにそうでしたが普段は観光客で賑わうダウンタウンや観光地で外国からの観光客はほぼ全く見かけません。STAY LOCAL・ SUPPORT LOCAL BUSINESSが合言葉になっていて、この辺の住人はこの辺りで遊びに行くようになったので(例えばバカンスに南の島に遊びに行く代わりに)近隣のスキー場はやたらと混雑しているのが現状です。人数を減らしてゴンドラやリフトに乗る人数やソーシャルディスタンスの強化という理由もあります。

そんなこんなで、私は去年の春東京で自粛していた時と同じような生活を送っています。子供の学校のイベントは中止、親はいまだに学校に入ったことがない、先生ともオンライン以外で話したことがないような状況です。大人向けの屋内でのスポーツクラスやカルチャークラスなども全て中止です。今カナダでは必死にワクチン注射を進めているところでそれが希望の種のようです。BCではすでに53万人が摂取済みとのこと。

スクリーンショット 2021-03-22 16.25.41


BC州では7月までに対象者全ての人が摂取できる状態を目指しているそうです。 

カナダのコロナ対策のニュースはあまり日本には伝わっていないようですが、BC州での規制はもちろん、トロントのあるオンタリオ州やケベック州ではもっと厳しいロックダウンが最近まであり引き続きオンライン授業や外出禁止なども気が抜けない状況です。もちろん全ては感染防止のためでありますがお天気が春に近づくにつれ自粛疲れも出てきます。

早く自由に外出したり旅行できたりするようになればいいな〜と思います🌸



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?