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カナダで一軒家に住んだらDIYに詳しくなってきた

2021年3月中旬

サマータイムに変更後は日に日に陽も長くなり春らしくなってきた。庭の枯れ木や草にもちょっとづつ緑の芽が出たり、クロッカスも咲き始めた。

昨年カナダに越してきて、家の管理にも少しづつ慣れてきたので記録しておこうと思う。学んだことは、ほぼ全てのことは自分でやってしまえ!ということ。

日本ではずっと賃貸マンション住まいだったので何かあれば管理人さんに頼めた。水道修理、エアコンのフィルター変更、定期的な窓掃除、洗濯機が故障、とりあえず困ったことがあればすぐに相談できたし、然るべきところに連絡手配もしてくれた。なんなら公共サービスの粗大ゴミ集荷予約もしてくれた。ゴミ置場もあったので曜日を気にせずゴミを出せた。全ての賃貸物件がそうではないと思うが、私のところはそのような形態だったので本当に助かった。

カナダにやってきて一軒家に住むことになり全て自分たちでやらなくてはいけなくなった。ある程度のことは前住人に教えてもらえた。家電の使い方や暖房の設定の仕方、ガレージの鍵の開け方、壁に塗ったペイントの購入場所や色の名前、庭の手入れを頼んでいたところなど。

もともとリノベ済みで綺麗な状態だったので困ることもないだろうと思っていたけど、住んでいると細々したことが次々と出てきた。。。最初は誰に修理を頼んだり、連絡すればいいのかわからなかったのでインターネットで調べていると、同じような状況の対策や修理方法がたくさん見つかることに気づいた。

まずは暖炉。カナダの住居、高い確率で暖炉付き。バンクーバーはそこまで寒くならないし、大抵の家は家全体が温まるセントラル暖房なので暖炉で暖をとるという実用目的ではないらしい。

暖炉のある雰囲気?冬っていうイメージの、暖炉の前でお茶を飲みながら団欒というような心地よい感じが人気なのかな。薪をくべて使う暖炉ではなくガス式の暖炉。取扱説明書があったのでそれを見ながら試運転。点火スイッチがあるので試したらうんともすんとも言わない。前住人に聞いてもしばらく使っていなかったからわからないという。困って暖炉メーカーに電話をすると電池は?という。インターネットで電池のある位置やオンにする方法を調べて解決。

次に床のリノベ。カーペットのある部屋をフローリングにしたいと思って床材の店へ。床材の店はカーペットやフローリングの材料を売っているお店。店に入るとすごく高い天井にまで届くようなカーペットロールの山に圧倒された。フローリングもたくさんの種類とサンプルが見やすいように並べてあった。すでに廊下などがフローリングだったのでそれと同じメーカーと種類、色を確認。そこに在庫しているものではなかったが、取り寄せでも約1週間もあれば大丈夫と言われた。

そこで張り替えの業者を手配してくれると思っていたら、違った。もちろん床の材料を購入する際に言えば紹介してくれるらしいけど、その店の人に自分でやるの簡単だよ!と言われた。まさか、と思い聞くとフローリングはカッターで切れるし、特別難しいものではないし、YouTubeにやりかたがのっているから!らしい。それなら、と思って家に帰り数時間後。これさえあれば床の張替えができる!というセットを購入しに行った。実際にやってみると、手間取ったり、間違えたりと”簡単にできた〜”とまではいかなかったが色々な人のYouTubeの説明を聞いて自分たちで完成させることができた!

それ以外にも、シャワーシステムのキッチンシンクの蛇口から水が漏れ、なんだ〜!?と思ってみたら内部のホースが破損、そのパーツをアマゾンで安く購入して取り替え、ドアの引き戸の取っ手が壊れたので修理などなど細かいことが出てくる出てくる。。。

何かあったら地元のホームセンターへ行ってみると大抵のものが揃っているし、親切に教えてくれる店員さん(銀行員をリタイヤして趣味のDIYのショップで第2のキャリアというおじさんもいた)がいるので専門業者に頼まなくて済むということがわかった。ガス、水道、電気に何かあったら専門家に頼む以外は大抵できそうな気がしてきた。

このご時世、カナダもリモートワークが進んでいて居心地の良い住居環境作りがキーワードのよう。ちょっとした住居内のリノベや模様替えでイメージも気分も変わる。仕舞い込んでいた壁掛け、デコレーションアイテムも引っ張り出してきた。

これからの季節だとガーデンセンターがあちらこちらにオープンする。モノクロの冬からカラーの夏へ向かっていくのは本当に楽しみ。DIYに続いてガーデニング。新しい楽しみが増えてきた♪




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