見出し画像

バンクーバーの衣食住 〜日本と変わらない食生活ができるか〜

育ち盛りの子供二人と和食好きの親。やはり移住にあたり一番気になるのはその国で生きていくために必要な基本のき、食の事。

今思えば学生の頃は住んでいたドイツでひどい食生活を送っていました。そのころの学生にとっての食事は学食か自宅で簡単にできるパスタくらいでしょうか。たまにミルクライス(milchreis)と呼ばれるデザートのライスプティング用に売っている日本米のような短めのお米も買って炊いたこともあったな。目玉焼き、簡単なサラダくらいなら作っていた覚えもあります。若かったせいかあまり体調も崩さず、バランスの悪い食事がいけないなんて考えてもいませんでした。

今の学生ももしかしたら同じような感じなのでしょうか?だとすると親にとっては心配なくらい貧しい食生活。。。野菜は?タンパク質は??ビタミンは???と昔の自分に聞きたいです。

今回バンクーバーに来る前に一つあった知識、それはアジア人が多く住んでいるということ。大きなアジア系のスーパーもたくさんあり、日本食材も手に入る、ということは知っていました。それがあるだけでバンクーバーは良いところに思えました。

ネットでなんでも注文できる現在はどうかわかりませんが、25年くらい前に住んでいたドイツの片田舎では日本食材を手に入れることはできませんでした。中華用の醤油とお米が手に入るくらい。たまに大きな都市で小さなアジアの食材店を見かけることはありましたが学生の私がわざわざ日本の調味料を買いに出かけるなんてことはありませんでした。今もし同じような状況で住めるかと言われたら、住めるけど、どうにかしてでも手に入るようにするに違いないと思います。帰省の際に大量に買い込んで持参するとか。

まあとにかく、バンクーバーに来て一番ありがたいのは日本にいた時とほぼ同じような食事ができるということです。日本米(たまに米国産だけど)、調味料、納豆、豆腐、味噌、ワカメ、カレーのルー、種類は多くないのでよっぽどこだわりがない限り、とりあえずなんでも揃います。野菜は普通のスーパーでもほぼなんでも、シイタケ、ナス、白菜やチンゲン菜、南瓜なんかは常にあります。アジア系のスーパーの野菜売り場ではモヤシ、ごぼう、レンコン、他の中華に使う野菜もたくさんあります。輸入品(日本製、日本産のもの)はやはりカナダ産などに比べて高くなりますが選択があるだけでも嬉しく思ってしまいます。なぜだか中国産の野菜もたくさんあります。空輸?値段が安いのでそれはないと思いますが、不思議です。

外出制限のある今、ほぼ毎日自炊(たまに疲れてテイクアウトかデリバリー)なので、魚の種類の少なさを除けば日本でしていたような和食メインの食生活を送っている我が家です。

*お寿司がこれだけ流行っていてそこら中にSUSHI屋さんを見かけますが、流石にお刺身はその辺のスーパーでは簡単には手に入りません。残念。いわゆるお惣菜も和食はないので全部作るしかないです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?