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成功する指導モデル「◯◯×学習管理・コーチング」【大学受験塾開業#12】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

前回の指導モデルの続きとして、

◯◯×学習管理・コーチング

という指導モデルはどのような形で作っていくのかを記事にしたいと思います。

最近では、学習管理・コーチングという概念は大学受験業界ではメジャーになりつつあります。アクシブアカデミーは10年以上前の創業時からそのような形を取り入れていましたが、ここ最近で本当に広がってきました。

今回は学習管理やコーチングが必要な理由とやるべき上で大切な考え方について書いていきたいと思います。

学習管理・コーチングが必要とされている理由

大学受験は科目数の多さや科目のレベルの高さが中学受験・高校受験より指導するのが難しいとされている受験業界です。

レベルの高い内容をたくさんの科目を教えるというのは「授業」「ティーチング」という概念だけだと、教えきれないというのがほとんどです。

浪人生が毎日予備校に通い、1日5時間以上授業を受けるなどであればある程度できますが、そうでない場合は授業やティーチングだけでは科目を教えることはできても、成績アップにコミットすることができず成績が上がるかは生徒次第ということになっています。

そこで出てきたのが、学習を管理するという考え方です。科目の授業を受けるのではなく、どのように、どれだけ勉強するかを講師と一緒に決めて、それをできているかをチェックテストや個別指導で理解度チェックし、問題なければまた次の予定を立てる。

こんな形で授業が進んでいく形です。

やるべき予定を決めて、実施して、それが理解できているかチェックする。

これは、難関大学に合格した人なら多くの人が当たり前と感じられると思いますが、多くの高校生にはこの感覚がありません。なんとなく授業を受けて、復習予習をして、テストを受けてとやっているだけで予定を立てるという概念がないことが多いです。

そういう生徒は授業を受けて、少しずつは成績は上がりますが、爆発的には上がりません。今も昔も爆発的に成績が上がる生徒は

効率的な予定を立てて
予定通り実行して
理解できているかをチェックする

ということを自分自身でできるのですが、これは1割〜2割程度しかいないというのが現実なので、塾や講師の力でそれをできるようにサポートしてあげるということで成績を爆発的に上げることが可能になっています。

科目指導のやり方はなんでも良い

塾業界の科目指導のやり方は集団授業、個別授業、映像授業、参考書の自学自習など何が一番大事かという考え方は各塾によって違います。

私は教務の人間ではないので、正直どれでも良いかなとも思っています。どの指導形態にも良し悪しがあるので。

学校ではほとんどが集団授業で科目指導は行われており、塾・予備校では割合として個別授業や映像授業が多いかなと思います。武田塾さんのように参考書の自学自習しかさせないという塾もあります。

これらはの指導形態は教材みたいなもので、私はインプットはどれでも良くて、それ以上にそれらを使ってどのように勉強して、しっかり実施できるかということが大事だと考えています。

学習管理・コーチングをサービスとして取り入れるために必要な考え方

なぜ、学習管理が必要なのかには少し触れましたので、それらをサービスとして取り入れるためにどのような考え方をしなければならないかを書いていきたいと思います。

学習管理・コーチングでお金をもらうという発想が大前提

学習塾業界では「授業」の対価として費用をいただいているという時代が長く、学習管理やコーチング、カリキュラム作成、受験戦略、保護者サポートなどはサブ的な要素で無料で提供するということが一般的でした。

しかし、これから学習管理・コーチングなどを売りにするには、そこが一番のサービスなんだという気持ちで、それに費用がかかるということを生徒・保護者にしっかり伝え、把握してもらうことが大事になります。

アクシブアカデミーでは学習管理・コーチングは基本料金で、個別授業は回数によってトータルの授業料が変わるという形をとっています。そうすることで、学習管理・コーチングに費用が掛かっているという感覚になっていただけるので、個別授業だけをおこなっている塾との価格差を理解してもらいやすくなっています。

塾をやっている、始めたいという方はサービス精神が旺盛な方が多いのでこの辺りを無料でやってしまって、後でしんどくなってしまうので、最初から金額をしっかり設定しておくのが大切です。

授業で費用をもらってきた塾の先生などはなんとなく、これでお金もらっていいのかなと最初は感じるかもしれませんが学習管理・コーチングは必須のサービスでむしろこれが重要なんだという考えでしっかり料金をもらうという強い気持ちを持ってもらいたいと思います。

学習管理・コーチングを誰がやるのかを決めること

学習管理・コーチングなどは通常の科目を教える科目指導より難易度が高いです。そのため、ある程度の経験が必要になると考えています。

塾長や社員がやるのか、学生講師にやってもらうのかで塾の運営の仕方が大きく変わっていきます。

塾長や社員が全生徒の学習管理・コーチングをする場合は、社員プロコーチが日々経験を積んでいくので、一定の仕組みは必須ですが毎年毎年良くなっていくということを前提で進めていけます。仕組みを超えた、一人一人の強さが教室の強さになります。もちろん、できない人もいますが。。。

学生講師が学習管理・コーチングをする場合は100%仕組み化するという気持ちで取り組む必要があると思います。学生講師は働く時間も短く、研修時間も多く取れません。さらに、長くても3〜4年で卒業してしまうという育成するのが非常に難しいです。

だからこそ、完璧な仕組みにして運営していかないとうまくいきません。ただ、生徒一人一人に合わせたカリキュラムを作り、それを学習管理・コーチングをやりたいということであればどうしても無理がきます。全員が同じルートで機械的に管理していくなら可能ですが、カスタマイズをしていくのであれば難しいなというのが私の印象です。

アクシブアカデミーは学生講師の育成に全力を注ぎましたが、やはり社員プロコーチがおこなった方がいいなということで、そちらにシフトする流れにしております。

社員プロコーチと学生講師のどちらが学習管理・コーチングをやるかは非常に大切なところですので、最初にしっかり考えて決めてください!

学習管理・コーチングを専用の時間を取るか授業内でやるかを決める

学習管理・コーチングは授業ないで少しやるということではうまくいかないケースが多いです。できる限り、授業とは別にやった方がやりやすいですし、うまくいきます。

アクシブアカデミーでも授業としてやっていたことも外に出していたことも両方ありましたが、個別指導と別の時間でやる方がやりやすいという結論になっています。

授業内でできる方が、生徒と講師やプロコーチが接する時間が短いので、その分料金を下げることが可能です。ただ、学習管理・コーチングをする時間が授業時間に入るということは、科目を教える時間が減るということにもつながり成績を上げにくいと感じる生徒もでてきます。

なので、別枠でとって、接する時間が増えるから料金を高くするという考えが一番いいと考えています。別枠で社員プロコーチとの授業があるとなれば費用が高くなるという理解はしてもらえますし、他の塾との差別化もできていきます。

やりやすさとしては科目指導とは別の時間で学習管理・コーチングを行うことがおすすめです。

大学受験の参考書や受験制度の理解が非常に重要

学習管理・コーチングする中で、大学受験の参考書や受験制度を知らないという場合はうまくいきません。

どの参考書をやれば、志望校のレベルに到達できるのか、
その生徒にとって合格しやすい受験制度や受験校はどこなのか

これらを正確に把握して、さらに

その生徒にあった効率良い勉強法はどのような勉強法なのか

を分析し続けて提供していかないといけません。

大学受験の合格を勝ち取ってもらうために、塾として教務や進路についてはずっと分析し続けないといけないものだとお考えください。

高校受験よりは複雑で科目のレベルも高いので、生半可な気持ちで行う失敗させてしましまいます。しっかり生徒のことを考えたら分析にも時間を使ってもらえると幸いです。

なので、これらの業務もあるからこそ高単価で費用をもらうということは必須になると考えています。

まとめ

学習管理・コーチングが必要とされる理由から、サービス提供するために必要な考え方などを書いてきました。

概念的なことを書いてしまいましたが、非常に重要なことですので、これらを意識して新しくサービスを作ってもらえればと思っています。

大学受験塾を作るのは簡単ではないですが成功すれば非常に楽しくやりがいのある仕事になりますので、ぜひこの記事を読んでやろうと思ってもらえればなと思います。

また、大学受験塾の開業情報を発信していきます!

次回もお楽しみに〜

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