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カタカナゴガオボエラレナイデテコナイ

今更何だが、なぜこんなにカタカナ語が多いのだろう。
コミットだのサブスクだのエビデンスだのローンチだの大阪トラックだの、
もうわけがわからんのである。

日本人は漢字・平仮名・片仮名の3つの文字を使いこなす数少ない人種らしい。
外国の方が日本語をオベンキョしようと思った時に挫折するのは、
サンシュルイモオボエキレナイヨニホンジンクルッテルヨみたいなことらしい。

皆さまご存知の通り、漢字は中国から伝来した代物である。
それがベース(基本)となって、日本人がアレンジ(編集)して、
万葉仮名という代物ができた。

万葉仮名をベース(基本)に、漢字をシンプルに(簡略化)したものが平仮名。
漢字の一部を使って作られたのが、片仮名。
なんと平安時代に完成していたというのだから驚きだ。

当時は平仮名は女性が使うもの、片仮名は男性が使うものとされていたらしい。
それがいつしか、
外来語を日本語的に表現する際にカタカナを使用するとなったらしい。

当然そのままカタカナになっているものもあるし、
日本人お得意の和製英語も含まれている。

カタカナ語が乱用されている。
安倍総理の就任挨拶は26分間だったらしいが、
その中で出てきたカタカナ語は109回。
説明責任!なんて国会で良く言うが、
国民がイミワカンネとなる言葉を109回使うことは、
国民への説明責任を果たしていると言えるのだろうか。

政治であれビジネスであれ、なんか凄そうな感じを出したいときに、
カタカナ語は多用されるように感じる。
なんかよくわかんないけど、あの人の言ってることすげー!
となる。

頭良さそうに見せてすげーと思われるより、
聞き手にハラオチさせてスゲーと思われるような人間になりたい。

一番怖いのはビジネスのシーンで
とあるミーティングをセッティングした際に
スケジュールをミスってしまって
みんなに迷惑をかけたんだと言うアイスブレイクをする部長の
アウェー感を感じながらも
アジェンダを淡々とこなしつつ
ジャストアイデアをこまめに挟みながらも
クライアントのブランディング広告がタイトなスケジュールなので
今部長が話している案件をペンディングさせて
会議とこの会社をドロップアウトしようかと必死にプランニングしている
社員Aが一番怖いのだ。

そうじゃなくて、カタカナ語をニュアンスで理解してしまい、
意思疎通に大きな齟齬があるまま色々な物事が進行してしまうことが怖い。

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