苦しい困難よりも楽しい困難
2019年4月、私は人生初のフルマラソンに出場。
4時間16分くらいで42.195kmを走破した。
もう、絶対に、一生、フルマラソンは走りたくないと感じた。
それなのになぜか、再びフルマラソンにエントリーしていた自分がいた。
2020年4月、前回のリベンジを果たすべく私はフルマラソンを走るらしい。
唯一の悔いであった、4時間切りという目標を達成するためだ。
フルマラソンで4時間を切れるランナーは全体の2割と言われている。
上位2割への道は決して楽なものではないことは、
前回のフルマラソンで痛感しているのである。
今回参加するにあたり、決めていることがある。
「踊る阿呆にみる阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損」
どうせまた死ぬほど困難なレースになる。
苦しいことは安易に想像できるのであるならば、
少しでも楽しむ努力をしようと考えている。
マラソンは人生の縮図であるとも言われている。
前回のマラソンはまさに、自分勝手なレースだったと振り返っている。
1ミリも余裕がなく、他のランナーに気を遣うこともできなければ、
給水などを行うエイドの方々への感謝を伝えることもできなかった。
これを人生だとすれば、
自分のことで手一杯で自己中な人生を過ごすことになるのである。
そんなレースはミスターセンクスがするレースではない。
感謝と顔射を繰り返す私のレーススタイルは、
もっとお花畑みたいなイメージのレースなのである。
どんなに苦しかろうと、その困難を楽しむレースにしよう。
不気味な笑みを浮かべながら狂人的な雰囲気で走ろう。
狂人がフルマラソンを走るとどんな感じになるのかを、
自らが体現する時が来たようだ。
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