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パイオツカイデー

パイオツカイデーな
チャンネーと
ギロッポンで
シースー

我々の先人は面白いことを思いつくものである。
もはやとんちなこの言葉たちは、
若かりしセンクスに衝撃を与えた。

おっぱいでかいーであるが、
パイオツカイデーと書かれてしまうと、
パイをおつかいする日とも読めてしまう。
ミスターセンクスはとても真面目なのだ。

言語学的にはこれを倒語と言い、
俗語的にはズージャ語と呼ばれていたらしい。

ズージャ語も倒語であり、ジャズ語である。
米軍キャンプを回るジャズバンドマンが使い始めたのが始まりなのだそうだ。
そう考えると結構昔の出来事である。

80年代になると放送作家などが面白がって使い出し、
とんねるずが一気にお茶の間にズージャ語を広めた。

パイオツカイデーなチャンネーとギロッポンでシースーは、
長い歴史と人々の知恵の結晶なのである。

しかしどうして倒語を使う必要があったのだろうか。
シンプルにひっくり返したら面白かったということはわかるが、
それでは爆発的な広がりは見せなかったであろう。

大きな理由は倒語と隠語が合わさっていたからである。
パイオツ
パツキン
ポコチン
コーマン
ビーチク
ゲーハー
この辺りの言葉は全てこの時代に生まれている。

日本人は英語を使うことでごまかしていると良く思っている。
国会の答弁を見れば一目瞭然であり、
横文字があれほど出てくるのはその理由だと思う。
日本人にそういった気質があるのであれば、
ズージャ語が流行することも肯ける。

もしくはジャズという偉大で自由な音楽が、
当時の日本人たちにズージャ語を与えたのかもしれない。

今日のクスセンはE-C調なのでテンショーである。

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