ハイブランドパワー炸裂
ハイブランドパワー炸裂であります。
先日発表された世界長者番付で、
LVMHの会長兼CEOであるベルナール・アルノー氏が2位にランクインした。
1位はamazonのジェフベソス(不動の金持ち)
昨年2位だったMicrosoftのビルゲイツは、LVMHに抜かれ3位(残念)
4位は投資家のウォーレン・バフェット(投資家すごい)
5位はマーク・ザッカーバーグ
ザラ(ZARA)などを擁するインディテックスのアマンシオ・オルテガが6位。
近年の長者番付はなんとなくITの匂いがしていた。
GAFAをはじめとした、ITを活用したビジネスモデルの繁栄。
ハイブランドの経営者がランクインしたことは私にとってちょっと???
なのである。
LVMHって何者ぞ。
モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン。
フランス・パリを本拠地とするコングロマリットである。
シャンパンのモエ・エ・シャンドン
コニャックのヘネシー
ファッションのルイ・ヴィトン
これだけでトンデモネー企業だと感じるが、
LVMHのコングロ具合はこんなものではない。
クリスチャンディオール・フェンディ・ジバンシー・ロエベ
タグホイヤー・ブルガリ・ウブロ・ゼニス
ドンペリニョン・クリュッグ・ウーヴクリコ・アードベック
さらに免税店のDFS
これら全てLVMHの傘下だ。
まさにブランド帝国なのであり、
ベルナール・アルノー氏はブランドキングなのだ。
好調の理由はルイヴィトンの中国での売れ行きが良いことらしい。
2018年の売り上げは前年比10%増の5.8兆円。
ごーてんはっちょうえん??
純利益は8667億円だそうでございます。
中国の景気減退が売り上げに直結すると懸念されていたらしいが、払拭した。
つまりブランドは景気減退に勝ったのである。
日本ではハイブランドにネガティブなイメージを持つ層が一定数存在する。
「それってブランド代でしょ?」とか言う声がよく聞こえてくる。
100円ショップやユニクロの反響を見るとそれも無理はないなと思う。
ブランドの価値は経済成長と深く結びついているのも事実らしい。
昔トヨタクラウンの有名なキャッチコピーがあった。
「いつかはクラウン」
このキャッチコピーを現代の日本人に投げても、そこまで響かないだろう。
おそらく日本人の価値観はそこにはない。
モノという視点で言えば、
ルイ・ヴィトンを凌ぐブランドがたくさんあるだろう。
しかし人々はルイ・ヴィトンを選ぶ。
それは自己顕示欲なのかもしれないし、ブランドへの共感なのかもしれない。
どちらにせよ彼らは「憧れ」を情勢するプロフェッショナルだ。
「いつかはクラウン」のような、夢や憧れを売っているような商売だと思う。
ミスターセンクスもいち早くセンクスブランドを醸成し、
たくさんの金を儲け、
センクス教の布教に勤しみたいものだ。