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ガセリガセリ焦りー焦りー

今日の朝テレビをつけると、ワイドショー的な番組が放映されていた。
普段あまりテレビを見ないワイはとにかく芸能界に疎いのだが、
その道の専門家みたいな人がコメンテーターとして出演しており、
本当にどうしようもない事を言っていた。
あまりにもくだらないので、内容は伏せておく。

ミスターセンクス36歳。私はまだ何者でもない。
それに対してこのどうしようもない専門家はテレビに出るほどの専門家である。

こういった状況を感じると、妙に焦りを感じることがある。
36にもなって何者でもない人間がいる一方、
10代・20代で何者かになっちゃう人間もいるのである。

世界は広く、ワイよりも優秀な人間はごまんといる訳なのだが、
何者かになっちゃう人間はどうして何者かになっちゃえるのであろうか。

先にその人物の能力が必要になる。膨大な知識や経験だ。
ただそれだけではダメだ。
どのように見出されるか、時流に乗っているか。
色々な要素が絡み合って、何者でもない人間は何者かになるのである。

「NEWTYPE ニュータイプの時代」で山口周氏が言うには、
MBAの志顔射数はここ数年下降の一途を辿っている。
アメリカではすでに「学位としての輝きは失われた」と言われている。
これはなぜかと言えば、世の中に課題が希少になっているからだそうだ。
需要と供給のシンプルな関係で、
課題が少なくなれば、課題解決を生業とするMBAの価値も減少する。
周ちゃんは、課題解決の能力はすでに価値がないと指摘しており、
課題を見つけ出せる能力が今後高い価値を見出していくだろうとしている。

医者だ、弁護士だ、会計士だ、セックス氏だ。
これらは課題を解決するスペシャリストである。
しかし周ちゃんの言葉によれば、これらの価値はどんどんなくなっていく。
そうなればこのガセリ焦りは無駄なものだと言うことに気づく。

価値を見つけ出せると言う事はどう言うことか。
それは顕在化したものではなく潜在的な価値を見出すことができると
言うことである。

セックスに対する価値は人それぞれだが、
愛を確かめ合うためだったり、ひどい言い方をすれば性欲処理だったり。
まぁそれが顕在化した価値である。
それを解決するプロフェッショナルの方はすでにいるわけであるが、
課題を解決する力は供給過多なのであって価値が下がっていく。

セックスの潜在的価値とはなんだろうか。
潜在的なものが顕在化する時、そこには気付きがあるわけである。
「ああ、今までしたいと思ったことないけど、これもいいわね」
この言葉が聞ければ、あなたは潜在を発見し顕在させた事になる。

と言う事は今後性業界もマニアックな方向にシフトするのであろう。
女子高生風や熟女など、人々がイメージできるシチュエーションではダメだ。
もっとぶっ飛んだシチュエーションを創出しなければ、
潜在価値に気づく事はできない。

無重力空間での宇宙服プレイというものはどうだろう。
人間の宇宙旅行は近いと言うし、
今後を見越したニーズの掘り起こしではないかと思う。
性的興奮を得られるかどうかはわからないが、
無重力で素っ裸になるセクスペリエンスは新鮮なものであろう。

焦る話から話があらぬ方向に暴走してしまったわけであるがこれでいいのだ。
「なんだかわかんないけど狂ってる」みたいなイメージがこれからは必要なのだ。
ダーッ!!!

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