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嘘のないハリセンボンの話

ゆびきりげんまんして
嘘をついたら飲まされるやつであるが
嘘をつかなければ触れることのない
ハリセンボンの生態である

ハリセンボンのハリは
実は千本あるわけではない
よくあるあるのアレである
千本くらいに行っておけば
とっても多いみたいな比喩になるやろうと

ぶっちゃけ300本から400本らしく
結構盛ってしまう感じの生物だとわかる

その針は鱗が進化したものであり
その形状の通り点滴から身を守るために
危機が近づくと水を吸い込んで
イガグリ状態に返信することで
あのイガマル状態になる

実際のところあの姿のおかげで
ハリセンボンを食ってやろう
そういうお馬鹿さんな天敵は
流石に存在しないらしい

そんなハリセンボンであるが
命に関わる欠点がある
泳ぎが死ぬほど苦手だということだ

そこに魚らしさは介在せず
潮に流されて流されて
生きていけない冷たい海へ漂流し
そのままGO TO ヘブン
そんなことも少なくない

動物の生態はこれまでも多く紹介したが
素晴らしい生態を持つ動物ほど
どうしようもない部分を持ち合わせる
そんな両極端な奴らが多い

しかしハリセンボン
その愛らしい姿や表情が
その生態を物語っているようである

ファニー!


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