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フォーカスのカス

昇天したまま焦点を合わせに行ったミスターセンクスの話の行方といえば、
オートフォーカスさえついてない時代のカメラに毛が生えたくらいの、
若干のオリジナリティとたくさんの狂気を身にまとい、
ホテルの部屋から城が見えると一喜一憂し、
気持ちが少し大きくなったその瞬間に、
眠りの訪れ神が城からやってきて、
私とワンナイトどうかしら?と、
ムキムキの体で下半身が萎え、
昇天から焦点が遠退き、
世界がぼやけた事に、
少し後悔したら、
「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」と言う、
長いタイトルの意外性に焦点を当て、以外と悪くないじゃんと思った上で、
半能動的に昇天を迎え、商店で買ったラーメンを食べたら、
おやすみなさい。



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