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【読書メモ】 Tバック戦争(2024-No.38)

岩波少年文庫なんですけど、このタイトル?!って最初は思いました。夏休みにおばさんのところに行くことになった12歳の少女が主人公。おばさんの仕事の同業者がTバックをはきはじめたことで騒動が起きる話。「連帯のためにTバックをはこう」派と、Tバックを追放したい派のあいだでふりまわされる中で、どちらにも賛成せずに自分の考えを貫くおばさんが、とにかくかっこいい。最後は「言わない自由を守る」にたどりつくという、児童書とは思えない重さでした。いい本読みました。カ二グズバーグの作品は「クローディアの秘密」も読みましたが、これも素敵な作品でした。他の作品も読んでみたいです。


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