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「量子磁気医学」は、物理学研究の縮図

治療とは生体分子機械といわれる、タンパク質分子をいかに制御するか、ということに尽きる。タンパク質分子は、長大な鎖状の骨格構造に、化学反応をする官能基という原子集団が結合した複合分子とみることができる。薬物療法では官能基と結合することによってタンパク質分子の機能を調節する。化学的に制御するには、それぞれのタンパク質分子ごとに個別的に扱う必要があり、確実な制御は不可能である。さらに、想定していない部位や、異なるタンパク質分子に薬物が結合するようなことがあれば、副作用が生じかねない。近代科学確立以前の博物学・分類学的治療を、科学的な治療であるとは思わない。

タンパク質分子が正常に機能するためには、特定の立体構造になっていなければならない。そこから逸脱すると機能異常が生じ病気という現象が起きる。すると、何らかの方法で正常な構造に復することができれば治癒ということになる。「量子磁気医学」では、骨格構造の構造を変化させて機能を制御する。骨格構造は分子全体の構造を決めるだけではなく、官能基の化学反応に対してアクセルとブレーキの役割を果たすからである。

骨格構造の構造変化は、物性物理学における「構造相転移」という物理変化であり、すべてのタンパク質分子に共通な現象である。すると、薬物療法のように、タンパク質分子ごとに異なる薬物を用いる必要はない。1つの法則を知るだけで、多くのタンパク質分子を正常化することができるだろう。物理的現象は決定論であり不確実性はない、薬物を使わないので副作用が起きることもない。うつ病も、喘息や肝炎も、線維筋痛症も、同じ方法で治療可能ということになる。

近代科学は天動説から地動説へのパラダイム転換に始まるといわれる。これは、地球中心説から太陽中心説への転換と表記するのが正しい。次に、地上界の現象と天上界の現象は、異なる法則に従っていると考えられていたが、同じ法則によって説明することが可能となり、多種多様な現象を統一的に扱うようになった。ニュートンは、それら物体の運動に理論的根拠を与えることになり、古典力学は完結した。天動説が間違いであることが確定することになった。

ところが、20世紀になると、分子よりも小さい、原子や電子には古典力学を適用できないことが明らかとなり、量子力学が確立していくことになる。古典力学は物体の運動を記述する物理学であったが、量子力学は物質の構造や状態の記述を主とする物理学である。                科学は物理法則に基づく公理的体系であるが、現代科学においては、その中核が量子力学であり、量子力学確立以前の物理学を古典物理学、確立以降の物理学を現代物理学という。ところが、医師たちは、医学がこの体系に組み込まれることを拒絶している。患者たちは、現代医学こそ最も科学的な医学であると刷り込まれ、あまり有効とは言えない治療に命を預ける。

薬物療法からの転換、「量子磁気医学」の確立は、物理学の歴史と類似しているだろう。タンパク質分子の官能基に対する制御から、骨格構造に対する制御への転換、個別の機能を制御する治療から、法則によって多くの機能を統一的に制御する治療へ進化していく。タンパク質分子には化学変化と物理変化が併存する。量子力学の確立によって、化学は物理学の一部といえることが明らかになった。したがって、タンパク質分子の物理的制御が可能であることに何ら不思議はない。「量子磁気医学」が最強の治療理論であることは、論理的必然なのである。

科学的思考ができ、科学研究の論理や方法を熟知している人物ならば、説明を聞くだけで、その現象があり得ることか、あり得ないことか、ほぼ判断できるだろう。しかし、認知バイアス、思考バイアスの塊である患者たちには不可能である。だから、とにかく一度経験してみることである。電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』に書かれている通りに磁気を加えていくだけで治療ができる。理屈なんか分からなくてもよい、有効であることさえ納得できればよい、知れば人生が変わる。                     電子書籍は、こちらのブログから検索しよう。「新・とんでも医学備忘録」

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