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日本の開戦を阻止せよ 〜戦争を阻止する為に青年は何をするべきか〜

                               【戦争を阻止する為に青年は何をするべきか(序) 筆:中井裕也】

 戦火が輸出されている。先月(11月)の特筆を挙げれば、17日にAFP報道で、ポーランドにミサイルが着弾し、2人が死亡したと言うニュースがある。ミサイルはロシアの誤爆とされる見解が多数であった記憶がある。誤爆と言えばアメリカのお家芸であるが、今回の誤爆はアメリカでなく旧東側国家だったからなのか、自称愛国者共も誤爆を批判している。

 かたや、日本の防衛費を倍増させようなどと言う事を、臆面も無く語られている始末だ。時の政権は、未来への原資を貪り喰らってでも、防衛費を確保しようとしている。その一方で、かつては国債で賄うと唱えられていた御題目も鳴りを潜め、今では増税で確保と言い出す有様だ。

 一方で、生活保護を受給しながら大学などに進学することについて、厚生労働省の生活保護などの制度の見直しを検討する部会は、引き続き、認めないとする方針を示た。

 つまりは、貧困層には高等教育を受けさせないと言っているのである。受けたければ莫大な負債と言う形をもって、金融資本に長期拘束されよ、と。

 ウラジーミル・レーニンは、保育園と幼稚園を「共産主義の萌芽」と呼んだ。レーニンが教育の重要性を理解している事がたった一言で現れている。

 日本の青年労働者が革命を決意する事はもはや必然だ。決意した時に気を付けなければならない事はただ一つ、日本共産党や民青のような団体を革命党だと勘違いしない事である。(次号へ続く)

【12・4久留里から怒り】

(無署名)

 前号で報じた、12・4久留里集会が成功裏の内に終わりました。この集会は、国交省の『地方の鉄道廃線化に向けた提言』の発表に伴うもので、この"提言"は、国が協議会を設置し「最長3年で結論を出す」という〝強制廃線化〟の仕組みでもあります。

 集会は動労千葉木更津支部長のあいさつに始まり、『ローカル線大虐殺を許すな』と題されたDVDを上映、全国のローカル線問題の現状、更にはローカル線廃止後の地域住民の偽らざる本音を始めとした、生々しい証言が流されました。

 主催者挨拶では動労千葉委員長が登壇し、国交省の露骨とも言えるような"検証ありき"の議論ベースに怒りを表明し、国鉄の分割民営化そのものの誤りを明確に突きつけました。

 賛同団体からの挨拶では、ローカル線廃線ありきの姿勢への怒りや、データと実態の乖離への批判が話され、沿線住民からの訴えでは、学校統廃合=地域破壊の事、ローカル線廃線の動きが、戦争への準備に思える事、かつて館山から千葉市へ通勤する際は皆内房線を利用していたが、JR化後のサービス低下で今では専ら道路に移行した事、行政やJR千葉支社の実例を紹介し、陳情・要請が当局側に蔑ろにされている、許されざる事実が明かされ、熱気のままに終わりました。

 以下、当会・反戦委員の発言を掲載します。

 【集会中における、当会・反戦委員の発言】  ※団体名等、一部名称は非公開とさせて頂きます。

 xxxxからも発言したいと思います。

 我々、xxxxは、xxxxの活動を主軸としながらも、そこから発展してxxxxとなった団体です。

 国交省は今年の2月ごろから、「検討会」と称して、地域における鉄道の全面的な廃線化を進めて行こうとしています。

 この本質的は、「鉄道の問題」だけにとどまりません。「国家の構造改革」とも呼べるような、重大な、まさに攻撃と呼べるようなものを強行しようとしています。

 現代における、ローカル廃線問題の元凶は、国鉄の分割民営化にあります。

 民間では地方鉄道の運営が成り立たないからこそ、国有鉄道があったはずです。そんなものを民間企業にすげ替えたら、経営が立ち行かなくなるのは明白です。国鉄の分割民営化そのものが誤りだったと言わざるを得ません。

 2022年になって久留里線の端っこが槍玉にあげられたのは、それが「怒りの声が少ないだろうと」向こうに思われた事にあります。

 そもそも今現在、最大の赤字額を叩き出してるのは久留里線でも鹿島線でも無く、新幹線です。これは有価証券報告書にも書いてある事です。

 久留里線は、1000億単位の赤字を出している訳ではありません。しかし、東北新幹線と久留里線、廃止をしようとした時にどちらが反発が多いかは言わずもがなだと思います。

 地域住民が怒りの声をあげなければ、JRの思うようなままになってしまいます。地域闘争、地域の怒りの声を訴える事をもって、xxxxからの挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。

(反戦新聞 第6号)

 

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