まだ消えている
※バナナフィッシュのネタバレを含みます※
バナナフィッシュを観終わった。壮絶であった。
彼らの幸不幸は私たちが決めるものではないことはよく分かっているつもりだが、どうしても考えてしまう。彼の最期は幸せだったのか、と。
アッシュの訃報を受け、NYに帰った英二の気持ちは計り知れない。アナザーストーリーによると、自分の手紙が彼の隙を作った原因であることを知っているようだった。
アッシュがもしあのまま生きていたとしたら。英二と日本に行って、何か人生を変えることができたのではないか、と思ってしまう。
「あのまま生きていてもまた第二第三のゴルツィネが現れ、アッシュは追われる身だった」「アマデウスであるアッシュは、無自覚に人を惹き付け、そのたび辛い思いをすることになる」「戦場で死ぬより、英二からの愛に包まれて逝けて幸せな死だったのではないか」
私はこれらの意見に賛同しつつも、やはり受け入れられていない。アッシュは、これからの人生をそんなに悲観的に見ていただろうか?英二は彼を変えようとしていたのではないか?…など、「あったかもしれない未来」に思いをはせることを止められない。
さて、話は変わって私の近況を記したい。
軽い鬱のため、新たに処方された薬を飲むも副作用がキツすぎて一日でギブアップしてしまったのだが、連絡していない。これを今週の診療で打ち明けなければならないのが非常に苦痛である。
また、以前から処方されている薬のおかげで夜の寝つきがまあ良くなったが、また最近夜中に目覚めてしまうことが増えてきた。これも言うべきなんだろうか。ただ単に寝苦しくて起きてしまってるだけのようにも思えるので、悩んでいる。
「旅行に行きたい」という気持ちがまだ出てこない。しんでしまったのであろうか。以前は一人旅が趣味で、隙あらば旅行誌を読み旅行計画を練っていたというのに。旅行誌を手に取ってみても、何ら心が動かないのだ。これはおかしい。
以前noteで「鎌倉旅行にでも行こうと思う」と書いたが、全く行く気が失せてしまったため、座礁している。いつか行ける日がくるのだろうか。
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