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短歌

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自作短歌など。
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記事一覧

毎日歌壇

透明な瓶を集めていくようなたしかさ君と暮らしていくこと

岩田あを

2017年11月27日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

毎日歌壇

水多き丸々とした梨を切るせんぜんせんぜんもう戻れない

岩田あを

2017年11月20日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

毎日歌壇

眠くなるたびにかぼちゃを炊く癖を残して秋のキッチンに立つ

岩田あを

2017年11月6日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

毎日歌壇

ふあんという息が口から漏れてゆく小さな雨を降らせるために

岩田あを

2017年9月25日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

毎日歌壇

働くとできること働くとできないことぼくの前をびょおっと風は吹く

岩田あを

2017年8月28日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

毎日歌壇

さっきまで名前の知らない海にいた足の爪から砂はこぼれる

岩田あを

2017年8月7日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

毎日歌壇

みたことのない花の名にとらわれて夢の中から出れなくなる

岩田あを

2017年7月24日 毎日歌壇 加藤治郎・選

ありがとうございます。

短歌研究 うたう⭐クラブ

水彩のような季節に思い出すあなたが暮らした小さなアパート

岩田あを 

短歌研究8月号にて、今月のうたう⭐︎クラブ賞をいただきました。

加藤先生の一首評も載っています。また掲載直後に歌会で先生にお会いする機会があり「アニメーションのような叙情」という評もいただきました。

下記、同じくうたう⭐︎クラブ、佳作にて一首採用されています。

わたくしの指の一部を照らし出す亡き祖父が買ったオロナイ

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歌会たかまがはら7月号『手』

恋人が片手で卵を割っているわたしとはちがう生命として

岩田あを

歌会たかまがはら7月号

(まだ収録をみれていないんですが)天野うずめさん選で採っていただいたとのこと。

『手』は以前、違う歌会の題詠でもやったのですが、その時なかなかうまくできなかったので、今回たかまがはらで採ってもらえて普段の倍うれしかったです。

またHP内の当日発表できなかったけど気になる歌にも2首入っていました

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