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続・どこよりも早く2023年小売業界トレンドを予測してみた〜②某大手アパレル顧問Oさんの場合〜

こんにちは、awoo株式会社です。

「ECをもっと探しやすく」をコンセプトにしたAIサジェストプラットフォーム「awoo AI」を提供している会社です(よかったら資料DLしてみてくださいね)

さて、11/9にアップした記事に引き続き、2023年の小売業界におけるデジタルマーケティングに関するトレンドをどこよりも早く予測したいと思います。

前回の記事はこちら

今回以下のアンケートにお答え頂いたのは、数々のアパレル企業で顧問や役員を経験し、ECを中心にデジタルマーケティング・CRM・OMOなど幅広い知見と経験をお持ちのある方にお答え頂きました。

アンケートの設問は以下の通りです

  • 2023年は小売業界×マーケティングトピックにおいて、どんなトレンドが来ると思いますか

  • 上記で答えた理由を教えてください

  • 2023年はマーケティングにおいて何に投資しようと思っていますか

  • 上記で答えた理由を教えてください

  • 2023年、新型コロナウイルスの影響をどのように予測していますか

業界で活躍中の何人かのマーケター・役員の方々にヒアリングしています。何回かに分けて、シリーズものでお届けします。

なお、具体的かつリアルな予測をしてもらうべく、名前を伏せて回答頂いている場合もございますのでご了承ください。

Oさんによる回答

2023年は小売業界×マーケティングトピックにおいて、どんなトレンドが来ると思いますか

回答:インバウンド再来、越境EC、本物志向

上記で答えた理由を教えてください

回答:コロナ平準化と円安後押しで日本製品、日本マーケットへの食指と投資がいっそう進む。

2023年はマーケティングにおいて何に投資しようと思っていますか

回答:顧客理解のためのデータ基盤への投資

上記で答えた理由を教えてください

回答:テクノロジーの恩恵やマーケティングへの投資が進んでいる企業はまだまだ一握り。民主化されてきたと言いながら、何もできていないため、少しでもデータ基盤を整備することに費やすべき

2023年、新型コロナウイルスの影響をどのように予測していますか

コロナはずっと続くが、消費は戻る。ただし、コロナ前の9掛け。国内景気は悪いまま。消費の前に雇用などが進むことが必要。欠けたピースはインバウンドで埋める。コロナより円安影響のほうが心配。

感想

インバウンドは来年増えてくるはずですので、その影響はとても大きいと思います。Oさんの言う通り、円安の影響がもし長期化したら、物価も高くなって景気も停滞してしまいそうですが、インバウンド需要がその空いた穴を埋めてくれそうな気もします。一消費者としてはつらい年になる可能性もありますが、企業としては、いかにインバウンドを取り込むかが売上維持のために必要なピースかもしれません。

また、Oさんはまだまだ顧客基盤のデータ整備が不十分だと回答しています。昨今ではCDPとMAによるリッチなマーケティング戦略が実現できるようになりましたが、十分な投資と、十分なスキルセット・オペレーション体制が構築されている企業はごく一部です。このあたりの仕組み化をどう組み立てていくのか。来年も引き続き地道な顧客データ統合プロジェクトは必要かもしれません。