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青森一人旅はきままに無計画で:弘前城に黒石つゆ焼きそば

青荷温泉に宿泊した翌日は黒石で名物つゆ焼きそばを食べて弘前城を中心に弘前市内を観光しました。その後宿泊地のあるむつ市まで移動しました。

9時過ぎに青荷温泉をチェックアウトしてまずは黒石市街へ。黒石のB級グルメと言えば「黒石つゆ焼きそば」です。

つゆ焼きそば発祥のお店の味を再現したという「すずのや」。最初につゆ焼きそばを他の店でした。ガイドに載っているほどの店でしたが、そこまで美味しいとは感じず何度も食べることもないかと思っていました。しかし「すずのや」のつゆ焼きそばを食べて印象は一変。この地域に来たからには絶対寄りたいお店です。

これをなんと表現してよいのか?ソース味のつゆにそばが浸っていてなんとも不思議な味。以前長男を連れてきたことがありますが、この謎の味が強いインパクトを残したようで、また食べたいと言っています。

こんな津軽弁の貼紙がまた楽しい。備え付けの唐辛子やソースを入れて味を変えて楽しめます。土曜日の開店直後の11時に行ったのですが、続々と観光客が来店していました。
さらに30分ほど車を走らせて弘前へ。何度でも行きたい街のひとつ弘前。多分4回目くらいなのですが記録を見ると前回は7年前でかなり久しぶりです。

まずはやはり弘前城へ。7年前は修復工事のために見学できなかったのですが、今回はご覧の通り綺麗な姿を見せてくれています。本丸に入るのは有料で320円支払いお城のそばまで行くことができます。こちらはすぐ横に設置された展望台からの写真です。

石垣の工事は継続して行われていてそのために今は70m離れた仮天守台にあります。曳家で解体せずに移動するのですが城の中にその様子が動画で見られたりします。石垣工事が終了すると元の位置にまた曳家で戻すとのこと。

ちなみに城の逆側からの画像がこちら。展望台側と比べて質素な作りになっています。確かブラタモリでの説明ではコスト削減のためといっていましたが、江戸幕府の眼を欺くためとの説もあるそう。いずれにせよ東北唯一の現存天守なので貴重なことは変わりありません。

そして弘前城から見る岩木山は秀逸です。初回に暑い時期に来たときは汗水垂らしながら登り、本丸に到達すると眼前に岩木山が美しくみえて感動したものでした。その感動をもう一度味わおうとした前回は折角登ってきたのに曇っていた何もみえないというオチでした。今回はこの通り美しくみえております。

続いて場内にある弘前市立博物館へここも1回は行ったはずですがまったく覚えていません。展示は一般的な市立博物館と同様で津軽家の弘前藩政の歴史や弘前の文化が中心です。

気になったのは盛岡南部藩との確執。南部藩士が津軽の殿様の暗殺を計画したとか戊辰戦争でも敵味方分かれたなどなどだいぶ物騒。戦国時代にも競ってきた相手ですが、江戸時代以降にも禍根は残っていたということでしょうか。どちらも大好きな土地だけに少し悲しい気がします。

弘前最後に訪れたのが弘前市立郷土文学館。こちらの陸羯南をはじめ弘前出身の文学者の展示があります。

太宰治も出身は金木町ですが、弘前高校に進学しているので触れられています。前日に青森県近代文学館に行き、今年に入ってから山梨、横浜など文学館めぐりをしているのでナンボ好きやねんという感じではあります。ただし、弘前城内をだいぶ歩いて余裕がなく見学は流す感じで済ませました。
翌日に恐山に行くためにこの日の宿はむつ市内のホテルを予約しました。150km弱のロングドライブになるのでしばらく観光案内所で休憩してから出発です。
少し遠回りをして酸ヶ湯、猿倉、谷地といったいい温泉のあるルートを選択しました。全部は無理にしてもひとつふたつ寄ろうと思ったのですが、睡魔に襲われて途中で休憩したコンビニの駐車場で寝てしまったりで、結局どこにも寄れませんでした。

むつ市へは暗くなりかかった頃到着です。この日宿泊した「ホテルユニサイトむつ」は安かったこともあり期待していませんでしたが、思った以上にいいホテルでした。初日のあおもりまちなか温泉もよかったですし、楽天トラベルのクチコミの評価はアテにしていいかもと思いました。ただこの日はロングドライブで疲れていたのでバタンキューでしたね。

前日までの行程は下記リンクからご覧ください。

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