見出し画像

夏休み恒例湯治一人旅:雲の中の藤七温泉彩雲荘に宿泊

初日に週泊した藤七温泉について投稿します。覚悟はしていたのですが霧に雨に悩まされました。

藤七温泉彩雲荘は八幡平の山頂から少し下った標高1400m位置にある一軒宿です。道路から丸見えのワイルドすぎる露天風呂が魅力で最近は日帰り入浴でお世話になることが多かったのですが、この日なら梅雨明けの天気のいいころと予想して予約しました。夜露天風呂から見られる満天の星空とご来光にいつかありつきたいと思っていました。

ところが前回の投稿の通り梅雨は明けず、梅雨終盤の大雨の時期で八幡平の山頂は雲の中という感じです。たどり着くとこんな案配。案の定濃い霧の中雨も間断なく降り続いています。

誰もいないので建物二階から露天風呂の様子を撮ってしまいましたがさすがに誰もはいらないのでしょう。前回晴天の際に訪れたときは同じような時間でしたが一つの浴槽に3人4人はいたように思います。

建物は新しくはなく、ご覧の通り傾いてる?ところもあります。山頂近くの一軒宿で旅館というよりかは大きい山小屋くらいで虫も多くダメな人にはダメでしょう。

お部屋はこんな感じ布団はすでに敷かれています。自家発電で電力事情は厳しく部屋にテレビはありません。幸いコンセントはあるのでスマホの充電くらいはできます。

日本秘湯を守る会の会員宿ですが、その中でも秘湯度?は最高クラスではないでしょうか?

お風呂はたくさんあってご覧の通りメインは露天風呂です。この図を見ていたら、チェックインで部屋へ案内している他の女性のお客さんに館員さんが説明していたのですが、
客:「この女性専用露天風呂は内湯からどうやって行くのですか?」
館員:「裸で」
客:「えっ…」
などという会話がなされていました。それは確かに絶句でしょう。ちなみにバスタオルを巻いても大丈夫です。

最高気温35℃以上の酷暑の東京からきたのですが、ここの気温は19℃。さすがにちょっと寒いくらいです。まずは内湯に浸かって温まりました。

こちらが宿泊者しか入れない男女別の露天風呂です。東を向いていて入浴しながらご来光を拝めるのがこの風呂です。もちろんこんな霧の中ではご来光は拝めず真っ白なだけ。何年前か泊ったときはこの男女別の露天風呂は閉鎖されていました。この宿の営業は4月から11月までで、その間は深い雪に閉ざされています。雪の重みで春にはあちこち壊れているそうで、前回は雪で潰れたままだったのでしょうか?

夕食はバイキングでこちら。このときは炭水化物絶ちダイエットの最中だったのですが、山菜が豊富でめっちゃありがたい。他の旅館食ではダイエットが成立しなかったところ。

山菜を中心にワラビやゼンマイなど定番はもちろん名前を覚えていない山菜もおいしくてたくさんいただきました。ニジマスも美味しい。右奥のきりたんぽは炭水化物で反則。イワナも天ぷらもちょっと反則かな?どうしても食べたかったもので…

基本圏外なのですがこちらの休憩室付近でドコモの電波だけ入ります。テレビもここだけですがBSしかはいりません。その後、部屋の案内をみて気づいたのですがなんとwifiが開通していました。これはビックリ。そんなに速くはなさそうでしたが普通のサイトを見る上では問題なしでこれは助かります。休憩室にはマンガが置いてあり、他にすることもないこともありドラゴンボールに読みふけっていました。

夜10時頃雨が小降りになったので入ってみました。笠が用意してあり頭に乗っけて露天風呂に浸かると
あかりがボンヤリともっている霧の中、幻想的でいい感じ。ただし、周りに誰もいないので怖かったかもクマとか出てきたらどうしようとか思ってしまいました。

夜中明け方は殊更寒そうなのでしっかり対策をしてよく眠れました。一応ご来光の時間にも起きましたが全然ダメですぐ二度寝しました。

朝食もバイキングでこちら。基本方針は夕食と同じでしょうか?こんにゃくが美味しくてたくさん食べてしまったのですがこれも反則かも。

朝も雨がやむ気配がないので8時過ぎに宿をあとのしました。今回は不首尾でしたがまた星空とご来光はリベンジしたいと考えています。

初日のここまでの行程についてはこちらをご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?