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『読んだら忘れない読書術』を読んで、忘れないうちに猪木会長、羽生会長に思いを馳せた読書感想文

読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)』を読んだ。私も時々、年若の人に語っている読書の効能つまり吉田松陰先生流に言うと「畏るべきかな書や」について詳しく書かれており、いつ読むのかについては「スキマ時間」の活用と忘れないための実践論として「アウトプット」することが書かれていた。この「スキマ時間」と「アウトプット」こそがこの本のポイントだ。

平易な文章で書かれているため、ついつい「そんなことは知っている」と言ってしまいそうになる。ただしよくよく読むと行間や文字の裏側に語られていない事柄がまだまだあるように思う。また時間をあけて読んでみたい。

その実例は言うまでもなく、著者と己との立場の差であろう。著者はたくさんの本を出版されている。私は雑誌に寄稿はあるものの書籍の実績は未だ無い。それはちょうど、地元企業のイベントで大仁田厚選手と肩を組んで写真を撮ってもらったー年後に、大分のプロレス会場でリング上でスポットライトを浴びる大仁田選手と一観客として大仁田選手をみつめる自分との差のように、持つ者と持たざる者の圧倒的な差を感じた。

アウトプットには大小さまざまなことがある。そんなことでも脳が使う部分が異なるから記憶に残るのだ! という発見があった。中身をご覧いただくとして、その詳細は省(ハブ)くことにする。気になる方は書籍を手にとられてご確認いただきたい。

ちょうど「ハブ」という音がでてきた。羽生会長の話題は2個所ほどでてきた。そして羽生会長の『大局観 自分と闘って負けない心』という本が勧められていた。早速買ってみた。この本から得られた次の行動、これもアウトプットの一種といえるかもしれない。本は買ったときが一番早く読めるらしい。これは他の人も言及されていたのをみたことがある。中谷彰宏さんだったか。

大局観 自分と闘って負けない心』このタイトルを見たときに思い出したのが、猪木さんの『闘魂』だ。猪木さんは引退試合でドン・フライ選手をくだしたあとのセレモニーで次のように語られている。

わたくしは色紙にいつの日か「闘魂」という文字を書くようになりました。それを称してある人が燃える闘魂と名付けてくれました。
闘魂とは己に打ち克つこと。そして闘いを通じて己の魂を磨いていくことだとおもいます。(アントニオ猪木)

偉業を成し遂げる人はみな共通に『克己』をあげている。これも私は「知ってはいる」ただし実践できていないことが、自身のいまの位置として現れているのだろう。難しいことはいいから、ごちゃごちゃ言っていないど前向きに一歩を踏み出すーー。

読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)』では、情報・知識から自分の生活に役立てる「結晶化された知識」へと昇華させるものが「読書」だととく。「結晶化された知識」とは「智慧」と言っていいのかもしれない。行間に書いてある(であろう)ことを補足すると、実践・行動で血肉となるのだろう。

私は将棋が好きだ。だが弱い。級位者止まりだ。猪木さんはアマ五段の腕前であったそうだ。『大局観 自分と闘って負けない心』を読むと少しは強くなれるか。

私と猪木さんの共通点は、通風と糖尿病を患っていることだ。悪いところばかり真似する。猪木さんは一時、血糖値が600くらいあったそうだ。ふつうの人なら失明する数値なのだそうだ。猪木さんは自然治癒力が常人の30倍あるそうで、インスリンなどを使わずに階段の上り下りと水風呂で正常値にまで戻してしまった。この頑丈な身体はブラジル時代に食うものに困ってそのへんに生えていた草を食べていたため成長期に多くのミネラルを摂取したたまものだと分析されている。読書もそうだ。すぐには結果はでないが、読まないと遠くへは行けない。遠くへ行きたければ読むしかない。スキマ時間を活用して読み、得たことを忘れないようにアウトプットを繰り返す。『読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)』に書いてあることを繰り返すしかないのだろう。

読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)』には運動についての興味深い話も聞いた。『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』これを読むと運動をしたくなるらしい。私は何の自慢にもならないが運動が不足している。この本も買った。まだ読んでいない。そういうところだと思う、今の停滞は。四の五の言わずに読む。実践する。これを繰り返そうと思う。そうすることで憧れを止める日がきっとくるのだろう。

(「追想法」についても書かれていた。「追想法」は中村天風先生も似たようなことを書かれていたのを思い出す。天風先生と言えば、今をときめく大谷翔平選手が天風先生の本を渡米前に熟読していたと聞く。大谷選手はきっと実践されているのだろうと思う)

(知好楽についても書かれていた。読書を! 運動を! 楽しもう!!!)

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