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アクセス難度MAX!孤島・青ヶ島

On of the most inaccessible islands in Japan, Aogashima, Tokyo.

日本は離島と言えどある程度の住民がいれば定期船が出ていて、何かしらの手段を使えば、観光客を受け入れている島ならたどり着くことができるでしょう。
しかし、定期船があるにも関わらず海流や天候の影響で、就航率が3割というアクセス難度が非常に高い島があります。

その名は、青ヶ島。

前回は青ヶ島行きのヘリの乗り方を紹介しましたが、今回は青ヶ島へのアクセス情報について詳しく説明します。

|青ヶ島へのアクセスおさらい

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青ヶ島では殆どの宿で「ヘリが予約できたら連絡して」と言われます。

と言うのも、八丈島からの定期船は就航率が5割程度で、よほど天候が安定したシーズンでなければ、港に着岸できません。
もし船で行くつもりで、ダメならヘリに乗ろう!と思っても、6席しかないのでシーズンともなると空席はほぼなし。

そこで、宿の人も「来るかどうかわからない人のために準備できない」となって、ヘリの予約が取れてからとなります。

ちなみに、そのヘリも就航率は8割弱で、6月15日の運行状況は以下の通り。

11便 八丈島→青ヶ島 :欠航
12便 青ヶ島→八丈島 :欠航
運行情報|東京愛らんどシャトル

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これが港なのですが、波がすごすぎてびっちゃびちゃ。
そして、謎のワイヤーがはられた塔があります。

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このワイヤーは島の漁船を吊り上げて、港から船置き場まで運んでくる機械。
そんな港、見たことありません。
それ程に青ヶ島港は厳しい環境で、海路での到達が難しい島なのです。

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定期船の待合所は港の高台にありますが、通常は閉まっています。
青ヶ島航路を運行する東海汽船のHPには以下のように記載されています。

出航いたしますが、海上・港内状況等により接岸できない場合があります。
本日の運行状況|東海汽船

行っても上陸できないかもよ?って、常に記載されている島なのです。

|孤高の離島、青ヶ島とは?

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そもそも青ヶ島って何?となりますが、日本の絶景スポット!みたいな記事によく出てくる、すり鉢状のカルデラが有名な島です。
江戸時代の大噴火で島の中心部が隆起して、このユニークな地形ができました。

成り立ちも、いつ有人島になったのかも不明だそうですが、今は160人ほどの島民が住む小さな島です。
絶海の孤島ですが、れっきとした東京都の一部で、住所の枝番はなく東京都青ヶ島+名前で郵便が届くそうです。

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歴史に出てくる青ヶ島の記述は、海で遭難した海難事故の話しばかり。

更に天明の大噴火で人が住めなくなって、全島民が八丈島へ移住したというので、悲劇に見舞われた島としか言いようがありません。
でも、天明の飢饉で本土も八丈島も貧しくて、移住者の生活もままならない中で、「島に戻ろう!」と立ち上がった人がいたそうです。

それが、この写真の方。佐々木次郎太夫さん。
私だったら、この島に戻るのか…と怯んでしまいます。

|それでも来てみて、青ヶ島

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島の西側はひどいがけ崩れで絶賛通行止めですが、迫力のある崩れ落ちた崖の様子が見れます。

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ここまで紹介すると、行きたい気持ちが芽生える人のほうが少ないでしょう。

でも、辿り着けないと聞くと行ってみたい人もいるのが、世の常。
それに、島を取り囲む山々から見るカルデラの景色は圧巻です。

こんな個性的で素晴らしい景観が見れるなら、少々難易度が高くでも頑張って行く価値のある場所です。

次回は青ヶ島の素敵な観光スポットや、島での滞在は?グルメは?など、訪れるなら知りたい情報をたくさん紹介します!

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