見出し画像

1. フィンランド・ヘルシンキ

まず初めに、1歳過ぎの乳児を連れて長距離フライトに搭乗すると考えた時に、どの都市を拠点にするべきかで悩みました。

航空券が割安でEU圏へ直行便がある都市。
候補としてはフィンランド航空でフィンランド・ヘルシンキ、ルフトハンザ航空でドイツ・フランクフルト、KLM航空でオランダ・スキポールを考えました。

今回は小さな子連れは日系航空会社の方が良さそう!という事になり、JALの成田~ヘルシンキ往復+ヨーロッパ各地は現地LCC(格安航空会社)で片道航空券を取得することにしました。

成田空港を朝に出て、ヘルシンキへは現地時間昼過ぎに到着。

ヘルシンキはヨーロッパ各地へのトランジットで滞在しているので、飛行機への乗りやすさを優先して空港に隣接された『ヒルトン ヘルシンキ エアポートホテル 』に滞在しました。
部屋からは空港が見える近さですが騒音は全く感じず、お部屋もグローバルホテルらしいシックな設えでゆったりした広さでした。
2泊3日の滞在は時差に慣らすためにゆっくりめに過ごし、2日目はヘルシンキ市内観光に充てました。

空港からヘルシンキ市街地までは直通電車で40分です。
ホテルに荷物を置いてベビーカーと小さなバッグだけで町に出ました。

ヘルシンキ中央駅に到着すると、本物のサンタに遭遇しました!
ローカルテレビ局の取材を受けていて、終わったところを見計らって息子を連れて行くと記念撮影をしてくれました。
さらに、フィンランド・サンタクロース協会のバッジを頂きました。顔ががっつりと写っているので掲載しませんが、この写真で息子も10歳くらいまではサンタを信じてくれるでしょう。

これからはヘルシンキを代表する観光名所をベビーカーで見て回ります。
ヨーロッパは石畳の道路が多いので、日本の軽量型ベビーカーだとかなり揺れて車輪もボロボロになります。欧米のバギーが大きなタイヤでがっちりした作りなのは、こういった道路事情があるからかもしれませんね。

Tuomiokirkko(ヘルシンキ大聖堂)
Tel: 09 2340 6120
住所: Unioninkatu 29, Helsinki
Web: https://www.helsinginseurakunnat.fi/en/index.html.stx

真っ白な建物はフィンランド最大の教徒人口を持つフィンランド福音ルーテル教会の総本山だそう。内部は十時型に配置された通路に簡素な椅子が置かれていて、とてもシンプルな印象。

Uspenskin katedraali(ウスペンスキー大聖堂)
Tel: 09 8564 6100
住所: Kanavakatu 1, 00160 Helsinki
Web:  https://www.hos.fi/kirkot/uspenskin-katedraali/

フィンランド正教会の教会で内部も装飾的で外観も茶色とエメラルドグリーンの屋根のコントラストがユニークなデザインでした。

Kamppi Chapel (カンピ礼拝堂)
Tel: 050 578 1136
住所: Simonkatu 7, 00100 Helsinki
Web: https://www.kampinkappeli.fi/index/visit_1.html#260852641235486

祈りをささげる場所としてヘルシンキの中心地に建てられた礼拝堂。
内部もごくごくシンプルで祭壇に小さな木の十字架、ロウソクが置かれていて、椅子も簡素なベンチが並んでいます。祈る、その純度を高めるために一切の装飾や余計な要素をそぎ取った空間でした。

Temppeliaukion kirkko(テンッペリアウキオ教会)
Tel: 09 23406320
住所: Lutherinkatu 3, 00100 Helsinki
Web: https://www.helsinginseurakunnat.fi/en/index.html.stx

その土地との融合を図るかのように岩の中に建てられた教会です。別名『岩の教会』と言われるだけあって、館内にはところどころで岩がせり出しています。外観もエントランスを見つけるのが大変なくらいに、岩のある土地に埋もれていています。サークル状の天窓から入る光がとても神々しい、神のために集まり、祈る場にふさわしい空間でした。

Lohikeitto(ロヒケイット)
フィンランドを代表する料理、サーモンのスープです。これはコンビニのレトルトでも、カフェでも、ちゃんとしたレストランでも、ヘルシンキ中で食べられる料理です。
サーモンとポテト、ディルをたっぷり使っています。時にはクリームスープだったり、コンソメスープだったり、具材が色々だったりとお店によって変化があります。
このドサッと入れたディルの風味が北欧らしい味わいを生み出しています。鮭と柔らかく煮た野菜は1歳過ぎで完了食の息子も食べられました。添えられたパンをスープに浸してあげても、美味しそうに食べていました。

このスープはフィンランドを代表する建築家「アルヴァ・アアルト」が設計したカフェ・アアルトで頂きました。
小ぢんまりとしながらもシックな店内で、小さな子ども連れは少し気が引ける雰囲気でした。本屋に併設されているので夫婦で交代で子守りをしながらスープを完食しました。

Cafe Aalto カフェ・アアルト
Tel: 09 121 4446
住所: Akateeminen kirjakauppa, 2F, Pohjoisesplanadi 39, Helsinki,
Web: http://cafeaalto.fi/ja/

他にも世界遺産の離島やお土産ショッピングもありますが、それは帰国便前のトランジットの回で詳しくご紹介します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?