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床屋さんの貼り紙

実家から徒歩2分のところにある床屋さん。

閑静な住宅街で
大通りにも面していない
目立たないところにあります。

ここは、私の2つ上の先輩の実家で、
おじいさんの代からやっている床屋です。

創業40年くらいですかね。たぶん。

現在は先輩のお父さんがやっています。

ですので、お客さんの年齢層はおそらく
お父さんと同い年くらいの50〜60代。


先日、久しぶりにそこの前を通ったとき、
ガラス扉の張り紙に目が留まりました。

"お孫さんの初めての散髪で筆を作りませんか?"


50〜60代になれば
お孫さんができる年代。

これまでは、
「お客さんの散髪をする」
というサービスだけでしたが、

「孫との思い出作り」という
全く別の切り口でサービスを考えついたのです。


おそらくですが、
お客さんを散髪をしている時に、
「孫が可愛くて仕方がない」
というような会話になり、

お孫さんのファーストカットでできた髪を
記念品として筆にしたら喜んでもらえるんじゃないか?

という発想になったんだと思います。


普通なら
自分が持ってる技術やノウハウでどんな価値を提供できるのか?

というところから
サービスを作っていくと思うのですが、

この場合は、
このお客さんは何をされると嬉しいのだろう?

というお客さんの視点、欲求からスタートして
新しいサービスを考えつきました。


このサービス自体が
うまくいくかどうかはわかりませんが
アイデアの発想法としては面白いですよね。


一度、ゼロベースで
「このお客さんは何をされると嬉しいのだろう?」
という視点からスタートしてみると、

これまで思いつかなかったような
新しいアイデアが生まれてくるかもしれません。

是非、参考にしてみてください^^

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