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中小企業の社長は、まず読め！

粟津佑介

天才家業経営者のあわずです。
前回のnoteはボクが家業を継ぐまでの話でしたが、今回はボクが「今なにをしたいか」についてお話ししていきます。 

後継者として2年奮闘し見えたもの

3年前、先代の社長(親父)を亡くしたボクはたいした引き継ぎもなく借金1億円のスタートでした。 

借金1億円って言われてもほとんどの人が想像つかないと思いますが、ざっくり金利も含めると
毎月100万円の返済がのし掛かります。

ボクは天才(え？)で実力もあった(え？)から
なんとかなりましたが…正直に言えば運の要素も
大きかったと思います。

2年間奮闘した結果、年商で3億円。利益率が20%くらいなので粗利で6,000万円を生み出すことができました。

この2年間の地獄を終えて社員も1名増やし、
自分の時間ができたことで余裕が生まれて、
ふと後ろを振り返り、こう思います。

「これボク以外にも起こり得るんじゃないか…？」 

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子供を保険代わりにするな！

例えば東京なら親元を離れて上京して働いている若者(20代)はたくさんいますよね。

その中にはボクと同じように実家で家業(自営業)を営んでいる親を持ってる人も多いでしょう。

親はいつまでもいません。
順番を違わなければ、必ず親から死にます。

その時に起こり得るのが「事業承継問題」です。

前回のnoteでボクは継ぐ決心をしましたが、
本音を言ってしまえばまだ継ぎたくなかった

それどころか起業願望にあふれていたボクは継ぐ気なんてその時はなかったし、自分の人生は自分で切り開きたかった。

良くも悪くも親父が亡くなったことでボクの人生は大きく変わりました。

ただ厳しい言い方をすれば、これは前社長である親父の怠慢だったとも思っています。

経営者として絶対にいつか必要となる後継者の
育成を怠ったばかりに息子であるボクを最終的に舞台に上げるしかなかった。

言い方は悪いけど息子のボクはお金の掛からない
事業承継の保険にされたんです。

絶対に「第二のあわず」は作りたくない。
そういう想いで1年前からTwitterを使って事業承継問題の警鐘を鳴らし始めました。

事業承継問題が日本を潰す…？

みなさんが名前を聞いたことのある一流企業。
日本全体の企業割合で言うと10%以下です。

残り90%以上はまさにボクが継いだ家業のような中小企業ばかりです。
つまり日本全体を支えているのは、
あなたが名前を知っている企業よりも
名もなき中小企業が支えてるとも言えるんです。

なんかのドラマ(リッチマンプアウーマン？)で
小栗旬さん演じる社長が企業の生存率について
語っていましたが、 

1年以内に 60％ が消滅
5年以内に 80％ が消滅
10年以内に 95％ が消滅
30年以内に 99.98％ が消滅

ボクが3代目として継いだ工務店ムクヤホームは
昨年、創業50周年を迎えましたので
まさに奇跡か化石と言えるかもしれません。

たまたま素晴らしい後継者(あわず@天才家業経営者)がいたことで、今でも家業のリレーはバトンが繋がっていますが…

ほとんどの中小企業は現社長の高齢化も進み、
後継者問題を解決できずに潰れていくことでしょう。

日本としてはボクらみたいな中小企業が軒並み潰れていってしまうのは、国としては大損害なのでなんとか食い止めたいと思ってる。
参考記事：中小企業の「2025年問題」～根深い事業承継問題～

じゃあ、現在その問題解決に一番有効的なのは
「M&A」つまり企業の【合併と買収】を国としては推奨しているが…
これは全く根本的な解決になっていない。 

誰が継ぎたい？こんな会社

あなたがどこかの会社を買って社長になるとしたら、どんな会社を買いますか？
例えばこんな会社は誰も欲しくないだろう。 

・借金が多い(例えば1億円)
・引き継ぎ資料がない
・マニュアルもない
・社員は血縁者ばかり
・社長がいないと何がなんだかわからない

まさにボクの継いだ会社はこんな状態だった。
というよりも、ほとんどの中小企業がこれに近い状態かこれよりも悲惨な状態かもしれない…

つまりM&A(合併と買収)で救える会社は普通に
魅力的じゃないとダメなんです。

・売上と利益が安定している
・特殊技能(他には真似されないもの)がある

少なくともこのどちらかは必要だし、
引き継ぎができる人がいないと話にならない

つまり多くの中小企業を救うため事業承継問題を解決するのに必要なのはM&Aではなく、
根本的な経営改革なんです。

最後に…

今回のまとめになりますが、
「経営者(社長)が変わらないとダメ」です。

根本的な組織と意識を改革していかなければ、
必ず企業としての死(倒産)が待ち構えています。

次回のnoteはそんなボクが実践している経営改革についてまとめたいと思っています。

伏線として次回のテーマを発表しておきますね。

さーて。来週のアワズさんは？

☑︎ 属人性を無くす
☑︎ 利益率の高いビジネスを展開する
☑︎ 企業ブランディングを確立する

の3本です！

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

必ず家業(中小企業/日本)を救ってみせます。
この発信はおそらくボクにしかできないです。

だからこそ、Twitterで毎日発信したりnoteで熱く語ったりしていますので、ぜひ気になった方はTwitterのフォローと評価(コメント)をよろしくお願いします！

あわず@天才家業経営者

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