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私のシャボン玉

私の中にはシャボン玉がある
浮かんでは消える考え
文字にした途端弾ける小説のネタ
空に飛んでいく好奇心
夜になると弾けて消える心の光

私の外にはシャボン玉がある
棘に当たると弾ける友達
それは本当に友達なのか
まとわりつく他人からの期待
結局すぐに消えてしまうけど

シャボン玉は簡単に弾けてしまう
手に触れただけで
角に当たっただけで
強い風に当たっただけで
そして飛ぶ気力を無くしたとき

私の外や中にあるシャボン玉
弾けるまでの少しの間
数秒か数分か数時間か
それとも数年か
いつまでか分からないけど
浮かんでいる時間だけでも
大事にしたい

私のシャボン玉だから

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