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スペイン一人旅日記 バルセロナのお気に入りスポット編

こちらは2019年5月末から約1ヶ月、スペインを一人で旅した際の記録です。訪れた街のおすすめスポットから旅先での出会い、旅先で感じたことなどを綴りたいと思っています。

今回は、友人と街を散策した中で記憶に残ったお気に入りスポットをご紹介。

スペイン旅3日目から6日目の4日間はバルセロナに滞在し、ちょうど同じ時期に1週間スペインを旅する友人と日程を合わせ、この期間のみ2人旅を楽しむことができました。

バルセロナはガウディを始めとするモデルニスモ建築、バル巡り、美術館巡りと見どころ満載、食べ物も美味しいし海もキレイだし…と楽しい要素満点の街。わたしは今回2度目の滞在だったのですが、バルセロナに降り立った瞬間、街の雰囲気にやっぱり「ああ、やっぱりこの雰囲気が好き…!」と胸が高まる自分がいました。

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ランブラス通りの美しい街並みにモデルニスモ建築、ゴシック地区の路地で出会う古き良き建物。そして広がる青い海と青い空。

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世界に誇る観光地、大都会でありながらも古い建物が立ち並び、すぐそこに青い海が広がる。バルセロナ独特の雰囲気は、こうした様々な要素がミックスされているところにあるのだと思います。

そんな街バルセロナでの個人的おすすめスポットがこちら。

1,アートに出会い、感じる。ピカソ美術館

バルセロナの主要な観光名所はどこも素晴らしかったのですが、中でもピカソ美術館はアート好きの方なら是非オススメしたいスポットです。

こちらの美術館ではピカソの作品が若き頃から晩年まで年代順に添って展示されており、ピカソが年を重ねると共に作品がどのように変化していったのかどうかを順を追って知ることができます。

そして所蔵品は4251点にも及び、非常にたくさんの作品を間近で見ることができます。実際に訪れてまず驚いたのは、年代によってその作風が全く異なること。ピカソというと「ゲルニカ」や「泣く女」などキュビズムの絵のイメージが強いですが、こちらの美術館では若い頃に描かれた写実的で伝統的なピカソの絵を見ることができます。その絵は若い頃に描いたとは思えない、素晴らしい作品ばかり。

その他も見どころは非常にたくさんあるのですが、個人的に見ていておもしろい!と感じたのは、ピカソが晩年に陶器を作っていたこと。その作品一つ一つの表情が何とも味があって躍動感があって、見ているこちらが楽しくなります。

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まるで陶器そのものが生きているような、今にも動き出しそうな陶器のくぼみとその表情。見ているだけで不思議と元気が出てきました。

こうしたピカソの作品はもちろん、美術館の建物そのものが非常に素晴らしく、アート好き・建築好きの方には特にオススメです。
建物は元々13世紀〜14世紀に建てられたお屋敷だったそうで、当初は5軒別々のお宅だったものを1軒にまとめてリノベーションされたそう。そんな歴史ある建物の中でピカソの作品を愛でることができるなんて、何たる贅沢。

いやはや、それにしてもこの建物に昔は一体どんなお金持ちが住んでいたのでしょうか…

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さらに館内は写真撮影OK、お土産ショップも充実、カフェもありと満足度が非常に高かったです。友人と訪れた際、のんびりじっくり見ていたらあっという間に2時間経っていました。

ピカソの作品は、とにかくおもしろい。

I paint objects as I think them, not as I see them.
私は対象を見たままにではなく、私が思うように描く。

という彼の名言にある通り、どうしてこんな絵を描いたのか、この絵にはどんな時代背景があったのか。
見ているわたし達自身が、絵を見たままにではなく思うように解釈するのも、ピカソの絵を楽しむ手段の一つなのかなと感じました。

2,ほっと一息コーヒーブレイクに。Laie Librería Café (ブックカフェ)

友人と別行動していたとある朝、コーヒーが飲みたくて訪れたカフェがこちら。バルセロナ中心部、カタルーニャ広場からも近い場所にあるカフェ、「Laie Librería Cafe」です。

こちらの建物は1階が本屋さん、2階が本屋さん兼カフェになっています。カフェスペースは天井が高く、雰囲気バツグン。とても落ち着くスペースでした。
お客さんはほとんどが地元の方で、パソコンに向かって仕事をする人、出社前のコーヒーを飲みながら語らう人、ご近所のおじいさんおばあさん…と落ち着いた方が多い印象。

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街のど真ん中に位置するにも関わらず店内は静か。コーヒーも美味しくWi-fiの接続も良く、バルセロナに住んでいたら間違いなく週1で通いたいくらい。

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オーダーした生クリームたっぷりのエスプレッソはとても美味しく、慣れない土地で神経を張り巡らせていた身体がほぐれる優しさでした。カップもおしゃれで癒やされます。

そして何より、本屋さんに併設されているという点も大きな魅力ポイント。その分他のカフェに比べると静か、建物と家具もシックで落ち着いた雰囲気。まさに自分自身の好みにドストライクでした…!

本屋さんの雰囲気もバツグン。ああ、家の近所にほしい。家の近所じゃなくても、日本にこんな雰囲気の本屋さん&カフェがあったら良いな。
本屋好きの方に、是非オススメのスポットです。


3,長旅の強い味方。 Splash Laundry (コインランドリー)

長旅ではどうしてもどこかのタイミングで衣服を洗濯しなければいけません。わたしは基本的に宿泊先でシャワーを浴びる際に一緒に洗濯し室内に干していたのですが、それが数日に1回となると、正直ああめんどくさいな…と感じる日もありました。

そこで、バルセロナ滞在中に見つけたのがこちらのコインランドリー。
一人旅初心者のわたしにとって少し古いコインランドリーは入るのに躊躇したのですが、こちらはスタイリッシュな雰囲気で女性一人でも利用しやすく、滞在期間中は大変お世話になりました。

利用者は常連さんらしき方もたくさん。初めて訪れた際に使い方が分からず、常連さんっぽいおばあさんに操作の方法をお尋ねしたところ、とても優しく教えてくださいました。

コインランドリーには洗濯機と乾燥機があり、洗剤もリンスも良い香り。乾燥機にかけた後のタオルはふわふわ!
自分で手洗い、部屋干し後の衣服に比べると格段に良い仕上がり!
お金はかかれど時間と手間は省けますし、コインランドリーは長旅の強い味方だと改めて感じました。まさに時間をお金で買うとはこのことか、とひしひし感じました…

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まさに長旅の強い味方です。


4,カサ・ミラでサグラダ・ファミリアの写真を撮るなら。

最後に、バルセロナ観光スポットの見どころ中の見どころ、ガウディ建築のカサ・ミラのお気に入り写真スポットをご紹介したいと思います。

それがこちら。

カサ・ミラの屋上からサグラダ・ファミリアが見えるのですが、こんなかんじでトンネルの中にサグラダ・ファミリアがすっぽり入っているように見える場所があります!

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ただそれだけなのですが、周りには意外と気付いていない人が多く、こっそり写真を撮るのが嬉しくなるスポットです 笑。
もしこれからカサ・ミラを訪れる方がいらっしゃいましたら、是非探してみて下さい!


バルセロナは他にもたくさんのカフェやベーカリー・バルにと見どころ満載。これから訪れる予定の方は、是非お気に入りスポットを探してみて下さい。

ここまで読んで下さって本当にありがとうございました。






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