あわたび

かつて安房国(あわのくに)とよばれた千葉県房総半島、鴨川の「小さな地球プロジェクト」を…

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かつて安房国(あわのくに)とよばれた千葉県房総半島、鴨川の「小さな地球プロジェクト」を中心に、未来の生き方を考えたり、豊かさを再発見できる里山の文化や旅、パイオニアとなる人たちをご紹介する情報ページです。

最近の記事

小さな地球のコモンズ(Commons)誕生

千葉県鴨川の里山で改修を進めていた元村長の古民家「したさん」が、コミュニティスペースとしてOPENしました。「小さな地球プロジェクト」で描いている試みの一つがコモンズ(Commons)。自然と呼応し合うような循環型のくらしや、持続可能な仕組みづくりなどに関心を寄せる人たちが集い、お互いの知識や時間を共有しアイデアを実現していく場です。共鳴しあう空間がとても大切なのです。 新月恒例のオーガニック・マーケット&カフェ「awanova」の開催とお祝いの日を重ねたOPENイベントに

    • 顔のみえるローカルコミュニティが育む、豊かな生業づくり(後編)

      ゆっくりと対話をしながら生まれる、里のものづくり。 鴨川には良品計画が運営する「里のMUJI みんなみの里」があります。生活用品一式が揃う、旅の途中でも心強い立ち寄りスポット。地元の野菜や果物、海の幸を加工した地場産品が揃った直売所は地域色が濃く、農具がディスプレイされた店内デザインは「農家の家」をイメージしているそう。ローカル活動や地域の人々に注目する無印良品の、くらしの原点を見つめる理念を感じます。 美しい民具はかつて「里」で作られたのだ。「里」で作っていた物はみな末長

      • 顔のみえるローカルコミュニティが育む、豊かな生業づくり(前編)

        東京から一番近い棚田「大山千枚田」のある千葉県鴨川市の大山地区。2009年に農家民泊の取り組みが始まり、都市農村交流が盛んになっていきました。昔からこの地域は部外者を受け入れる素地があると聞きます。 築130年の古民家、太右ヱ門(たえんどん)の屋号で親しまれる農家民泊をホストする首藤(すどう)さんも2004年に移住したひとり。地元の想いと外からの目線で、地域や生業についてお伺いしました。 懐かしい記憶をくすぐる味と空間太右ヱ門(たえんどん)のオーナー、武宏さんは兵庫県のご出

        • 里山の雑穀料理がくれた目覚め

          雨水だけで耕作する天水棚田のお米(自然酒)づくり。年間通して天候や獣害などに気を揉みながら、秋にはハレの日、収穫祭を迎えます。そんな折にはとっておきの入魂料理が定番で、中でもマクロビ料理を作る雑穀料理人の米山美穂さんからは、生き方につながる何か大切な答えを感じています。 土地の旬のものを、丸ごと食べるという理を貫き通した調理法。五臓六腑にじんわり沁み渡る温かさと、頭頂にまで冴え渡る食べる喜び、凄まじい高揚感。素材が最高に美味しい瞬間にときめきながら、精進料理のような思想さえ

        小さな地球のコモンズ(Commons)誕生

          小さな地球をみつめるローカル旅

          今よりも少し豊かなくらしができたら。そう願うとして、求める「豊かさ」とは何でしょうか。経済優先の社会では、お金がいくらあっても心配が尽きません。でも、それだけではない大切なもの、人生に響く何かがあるはずー。これから「未来の豊かなくらし」を探究する旅として、ご案内したいのは千葉県房総半島のこと。美しい里山にはデザイン知が受け継がれていて、国や世代も様々に交流できるヒントが潜んでいます。青い鳥を探すような気持ちで、私たちと小さな旅に出掛けてみませんか。 旅の気づきで開かれるここ

          小さな地球をみつめるローカル旅

          あわたび、始めます。

          かつて安房国(あわのくに)とよばれた千葉県房総半島。ほぼ中心にある鴨川でたちあがった「小さな地球プロジェクト」の活動を中心に、豊かさの本質を再発見できるような里山文化や、パイオニアとなる人たちをご紹介していきます。 あわの国を旅する、あわたび。思わぬ歴史が潜み、どこか懐かしいタイムトラベルのような体験もできる土地の物語がたくさんあります。 プロジェクトのビジョンは「美しい村が美しい地球を創る」 小さな地球プロジェクトは、里山の原風景を次世代に手渡したいという想いがつまって

          あわたび、始めます。