見出し画像

みんな!自己中でいいよ! (79/365)

今日はもっと「自己中心」でいいよという話をします。先日の記事で「老害」について書きました。

老害を助長するのは、周囲の忖度です。「他責思考の現代の組織では、そんな面倒なことは選択せず、結果、忖度を積み重ねて物事が進んでいく。」

そういう組織の中には必ず損な役回りの人がいるものです。そうして多くの場合優秀な人たちです。そして多くの場合謙虚で、押し付けられた仕事を文句も言わず粛々とこなしていく。するとさらに新しい仕事を押し付けられて、時間が奪われ、消費されていく。

若手の時間を浪費することなんて許されません。世代交代を促進し、組織の改革を進めるには、彼らに雑事を押し付けるのではなくてもっと大きな挑戦の機会を与えるべきです。

しかし、現状は優秀な人ほど雑事に忙殺され、人に仕事を押し付けた輩は、やたらにアピールや社内力学にたけているために、組織の不条理が強化されていく。みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか?

「やりがい搾取」なんて言葉もありましたね。

あるエンジニアの小さな抵抗も話題になりました。結果はクビ。もったいないなぁ。最高のエンジニアなのに。

創意工夫で多くの仕事をこなす優秀な社員は組織の宝です。彼らのやりがいを搾取したり、時間を浪費するようなマネジメントがまかり通っている会社は考え直した方がよいです。

一方、搾取される側も意識を変えて欲しいと思います。忖度したり、徹夜して人の仕事を仕上げたりする、そんな自分に甘んじているのは、実は自分に対する自己評価が低いと言えます。

もっと大きな仕事がしたいし、その能力があると思うならば、声をあげ、行動しましょう。それでも変わらなければ、転職や独立を考え始めましょう。社員は奴隷ではありません。対等な契約で能力と時間を提供しているのだということを忘れないでください。

優秀なみなさんは、もっと「自己中心」でいいのです。

自分をリスペクトし、自分の才能を認め、それを活かす行動をしましょう。才能は天からの預かりものです。活用する努力をしないと楽園を追放されてしまいますよ(笑)。これは、次の記事のタラントのたとえ、で紹介しました。

「主人に預けられたタラント(=才能)を増やす努力をした者は祝福され、恐れから地中に埋めていた者は、すべてを取り上げられ追放されたというお話です。」

よい意味で「自己中」になり、才能を発揮できる現場を求めましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?