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「いまこの瞬間を生きる」感覚を取り戻す術を身につけよう〜AWAKE&心の時間〜

AWAKE&は、「知識」を提供するだけでなく「心の成長を体験できる場所・人生をアップデートできる場所でありたい」という想いから、参加型のオンラインイベント【AWAKE&心の時間】を始めました。

こちらの記事は、イベントにご参加できなかった方でも、要点を確認できるように作成しております!ぜひご一読ください ♪

みなさんは「ホリスティックヘルス」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

第3回は、AWAKE&の人気動画コースである「ホリスティックヘルスコース」で講師を務めていただいている、小川美農里さんをゲストにお招きしてワークショップを行いました。

小川 美農里(Minori Ogawa)さん

Dana Village(ダーナビレッジ)代表。
チャルジョウ西会津農場代表。
ホリスティック医学協会専門会員。
ホリスティックヘルス塾インストラクター。
AWAKE&「ホリスティックヘルスコース」講師。
看護師。保健師。公益社団法人愛農会理事。
一般社団法人福のもと代表理事。
南インドのオーロヴィルにてホリスティック医療を学び、現在は福島県を拠点に、医学・教育・農業などを連携させた本質的で持続可能な暮らしを目指して活動中。


ホリスティックヘルスってなに?

ホリスティック(全体的)の語源の由来は、
「whole(全体)・Heal(癒す)・Holy(聖なる)・Health(健康)」
この4つの言葉が派生して生まれた「Holos(全体)」から、
“いのちまるごとの健康”という意味を持ちます。

早速ですが、「健康」とは何でしょうか?
それは、「単に病気や障害がない・検査結果の数値に異常がない」ということではなく、「身体的」「精神的」「社会的」これら3つのすべてが満たされた状態のことを「健康」といいます。

ホリスティック(全体的)な健康観において、私たち人間は、単なる細胞や臓器の集まりではないと考えられるからです。

近代西洋医学では、
「目に見えるからだ・病」の治療を中心としており、私たちがどこか病気になるとき、薬物療法が多く用いられます。

しかし、ホリスティック医学の定義では、
私たち自身の自然治癒力を原点におき、あくまで治療者は“援助するため”に存在しており、患者自らが、さまざまな治療法を選択・統合し、病のサインに気付いてあげたうえで、自己実現を目指すことを指します。

その方法の一つとして、
東洋医学の「目に見えないエネルギーも想定した医療」を統合し、「養生(=生命力を養う)のため」の治療法もあります。
そこでは、食べ物、睡眠・休息、自然の癒し、運動習慣など、薬で誤魔化すのではなく、あくまで「身体が本当に必要としているサイン」に気付き、ケアをしていくことを大切にしています。

●スピリット(いのち)
●ボディ(からだ)
●マインド(こころ)

これら3つの全体性を考慮した上で、“いのちまるごとの健康”を指す言葉が、「ホリスティックヘルス」と呼ばれるのです。

なぜ、からだは緩んでいる方が良いのか?

身体性の恒常性(バランス)を保つシステムに「自律神経」があります。
昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」です。

自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、私たちの意思とは関係なく24時間働き続けています。

1994年にアメリカの神経生理学者であるステファン・W・ポージャス博士は、「副交感神経」をさらに2つに分類して自律神経系の働きを説明する「ポリヴェーガル理論」を発表しました。

背側迷走神経複合体(副交感神経)
…消化吸収や睡眠などを司っているが、生命の危機に瀕すると、「凍りつき反応(フリーズ)」を引き起こす働きを担う。

交感神経系
…主に活動するときに使われ、危機に瀕すると「戦うか・逃げるか」を選択する働きを担う。(闘争逃走反応)

腹側迷走神経複合体(副交感神経)
…豊かな表情を作ったり、声のトーンを調整して自分の気持ちを伝えたり、相手からの友好の合図を受け取ったりなどの、人と人とがおだやかにつながり、交流するために欠かせない働きを担う。(社会的コミュニケーション)

参考記事:「じんぶん堂」https://book.asahi.com/jinbun/article/14124022

①②にあるように、フリーズしてしまったり、闘争逃走反応をだしてしまったりするのではなく、腹側迷走神経複合体が活性化することで穏やかな社会的コミュニケーションをとることができます。

私たちが生きていくうえで起こる心の問題の多くが、「神経反応によるものである」と理解し、リラックスすることが大切だと考えられているのです。

その方法の一つに、「瞑想」があります。

瞑想のやり方と瞑想中に迷走しないためのポイント

【瞑想のやり方】
①からだを緩める時間をとる
②ガイドに従って、楽な姿勢をつくる
③頭・胸・お腹と背中・脚・皮膚の順で、
 周辺に意識を向けていく(約15分)
④呼吸をゆっくり、鼻から行う(鼻呼吸が難しい場合は口でも可)

【瞑想中に迷走しないためのポイント】
・頭に考えが浮かんでも、「これについて考えており自分がいるな」と客観視し、出来るだけ呼吸に集中すること。
・身体の状態を認知、観察すること(心拍数が落ち着いていく感覚)
・照明はできるだけ暗くして始めること

今回のイベントでは、小川講師のガイドのもと、実際に15分間の瞑想を体験しました。

瞑想を体験した参加者からは、

「心臓は生まれてからずっと働いてくれているんだと改めて感謝できた。」

「身体の部位はそれぞれ、生まれてからずっと一緒にいてくれる親友だと感じた。」

参加者の感想

という声を聞くことができました。

目を閉じ、身体の部位を一つ一つを自分自身で優しく触れながら、身体からのメッセージを受け取ることで、「心からの安心」を感じられることを実感できました。

「病気は回復のはじまり」という言葉があります。
少しでも不調を感じたら、それを無視したり抑圧するのではなく、
「身体のサイン」として丁寧に対応することが大切です。

みなさまも、ぜひ「瞑想」にチャレンジしていただき、ホリスティックヘルス(いのちまるごと健康)なライフスタイルを送っていただけると嬉しいです。


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