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実験思考による地域活性化

一年前から南あわじ市にて、縁結び事業を委託していただいている。
簡単に言ってしまえば婚活事業だが、意味合いは縁を結ぶということで新しい同性との交流や友達作りというところまで幅を持たせている。

先日20代限定の、20人規模のイベントを実施した。南あわじ市の人口は約45,000人。20代は約3,000人だ。普段生活していても中々20人もの若者がいる場には出くわさない。

集合写真を見ると凄く集まったなと感じさせられる。
東京の20人とは意味合いが違う。参加者からも「こんなに20代がいるのか」と驚かれたのだ。

運営面での改善は多くあったが、振り返ると面白い企画になったのではないかとも思う。そして私自身、多くの同年代と会話ができて面白かった。

地方には多くの課題があるが、もっとできることはあるのではないかと思わされた。そして、課題解決に抜けて、1人でも多くの人を巻き込むことで大きな力になると感じた。

参加者の20代が1人ずつ友達を連れてきてくれれば次回は40人、次は80人、そして160人。南あわじ市で160人でのイベントは前代未聞だし、その様子を見ればかなりのPRになると思う。

空き家問題に関してもそうだ。私たちは空き家に関しての情報発信と情報収集を行なって来た。初めは全く情報が掴めなかった。しかし、最近になると活用希望者の方から連絡をもらえるようになってきた。活用件数が1件、2件と増えていけばより加速していくのではないかと期待している。

大きな課題に直面すると一見何もできないように思える。しかし、実験思考で小さなことをやってみると見えてくるものがある。

最近「実験に重きを置く」ということを意識している。「成功」を重視しすぎると一歩が踏み出せない。しかし、「やってみる」ことに重きを置くと思いもしなかった発見がある。

特に地方では実験できることが非常に多い。本質的な課題解決は本当に難しい。
しかし、今の状況があるのは先人達の努力の上にある。自分もバトンを渡す側として多くの実験を行うのが役目と考えると気が楽になる。

進化できないものは滅びる。淡路島の進化に少しでも携われたら嬉しい。
そして、その実験を楽しめる仲間を増やしていくことで、今では想像し得ない未来があるのではないかと思う。

そのために、これからも自分の考えを発信して旗を立て続けたい。そこに人が集まるだけの求心力と周りを幸せにできるだけの基盤の構築をこれからも進めていきたい。

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