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わたしはお金がないのに本屋にお金をおとしている
これからの本屋(北田博充・著)
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大阪の蔦屋書店でこちらの広告をみて買いました。
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余談ですがこれを機に本に関する本を3冊ほど連続で読むようになりました。多分自分が本をたくさん読む人だから本についてもっと知りたくなったものだと思われます。
あらすじ(帯より引用)
これまでの本屋を更新し、これからの本屋をつくるために‘’私たち‘’ができることは何か
感想に入る前にもう一冊紹介。
本屋という仕事(三砂慶明・編)
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上の本と同じく蔦屋書店の広告を見て「読みたいなあ」と思って買いました。ちなみに広告はこちら
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あらすじ(帯より引用)
本屋とは焚き火である。
人はなぜ本屋をたずねるのか?本屋が生み出す新しい価値とは?18人の書店員が語る本屋の仕事。
本と人が集い、直接触れ合える場所、本屋。書店員は仕事に何を求め、自分の個性をどう生かし、どんな仕事をつくってきたのか。本屋という仕事から見える、新しい働き方の形。
感想
本屋とは、なんて考えたことがなかったです。ただそこにあるものだと思っていたので。
あと、本好きの端くれとしては恥ずかしいのですが、本屋はどこもほぼ同じだと思っていました。見る目がないなあ。これからもっと棚を観察しようと思いました。
本を読む人の減少、出版業界の衰退が叫ばれている今日ですが、これらの本にでてくるような書店員さんがいる限り、本屋は永遠に不滅だろうなあと思いました。そんな熱意ある書店員さんに尊敬の念を覚える2冊でした。
文中にでてくる書店員さんは「本を売る」ということももちろん大切にされていましたが、それよりも「本というものに対する間口を広げる」ことや「本をもっと知ってもらう」ことを大切にされている方が多いなあと感じました。
本に対する情熱を感じ、素晴らしいというか、情熱を原動力にしていてうらやましいというか、なんとも言えない気持ちになりました。わたしもそんな働き方がしたいな。
わたしは現在月に5冊ほど本を買っています。大体書店で買っています。
ちょっと脱線しますが、本屋という仕事にでてくる奈良さんという方の「本屋」と「書店」の違いの解釈がおもしろかったです。簡単に言うと、書店は本という商品を陳列してある空間、本屋はどちらかというと本を媒介にした人とのコミュニケーションを求めるものだと奈良さんは考えているそうです。たしかにそうだなあと思いました。
戻ります。
なんでわたしは学生でお金もないのにこんなに本を買っているのだろうと。
ハードカバーを買うことが多いので1冊大体1600円。5冊で8000円。え、わたしこんなに本にお金使ってるんだ。今自分で言っておいて衝撃でした。
勉強になるとか、なにかの答えを求めているとか、人の考えていることをみるのが楽しいとか色々理由を考えましたが、結局、好きだからの一言に尽きます。本は楽しい。
最近、本が贅沢品になりつつあると聞きます。
たしかに友人にも「本に回すお金がない」と嘆いている人がいます。
本が生活必需品でないにしても(必需品でないと考える人が多いのがわたしは少し寂しいです)本は生活に必要不可欠だとわたしは考えています。
こう考えてくれる人がもっと増えるといいなとそんなことを考えました。
最後に。
一番はじめに本屋とはそこにあるものだと思っていたと書きましたが、本屋さん達の本屋に対する理想形というものはそれなのかなと思いました。
この本は特に、本好きの方に読んで欲しい本だなと思います。
一緒に本屋のありかたについて考えたいです。
でも本に縁遠いよって方にも読んで欲しいかも。本って難しいものでも怖いものでもなくて楽しいものですよ。紹介したこれからの本屋、本屋という仕事、どちらを読んでもそう思っていただけると思います。
それでは。
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