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生きてこそ 〜最後に残るもの


今日もお立ち寄りくださりありがとうございます。

これは私を支えてくれた実際の方々への
感謝を込めてしたためます。

また、お会いしたことはなくとも
画面の向こうに息づいて
いつも読んでくださる方々にも。

そして、ひょっとしたら
今も苦悩の中にある
どなたかの
希望にでもなることが
少しはあるかもしれないとも思いながら。

自己陶酔感たっぷりの、
読みづらい文章かもしれません。

お時間許せばお付き合いくださいませ。


今日までの約3年半という期間。


平成から令和の御代にまたがって
うっかり抱え込み続けた大仕事。


開けてしまったパンドラの箱


昨日。


ようやく結了しました。




感慨無量、感無量です。




終わってみれば、ほんの3年半ですが。

渦中にあるときは
いつ果てるともしれない歳月。

その間、絶望とでもいう淵の端に立って。

深淵を覗きこみながら

ギリギリの心持ちで踏ん張り続け

重ねきた、

ずいぶんと長く感じられた時間でした。


泣いても喚いても、

なにひとつ元に戻せなかった。

救えなかった。

どんなに自分に言いわけをしようとも

おそらく一生消えることのない悔恨。


眠れぬ夜を幾晩も過ごしました。

歯を食いしばって、耐えるしかできなかった。


煩雑な書類もたくさん作ったし

慣れないことにも時間を費やして

理論武装で守りを固めました。


人の業や欲、冷たさ。

見たくないものもたくさん見ました。


この仕事に注ぎ込んだ時間。

使ったお金。

犠牲にしたもの。

かけた気持ち。

流した涙。


それはつらい、という一語では
とても言い尽くせぬ時間の積み重ね。

いっそ死ねた方が
どれだけ楽だろうと
思わずにはいられなかった日々。

どうしたらいいのかも、
先がいつどうなるのかも、
さっぱりわからなかった。


ただ目の前のことに
泣きながらでも
一つずつ誠実に
対応するしかできませんでした。



悔しかった。


混乱、葛藤、怒り、落胆、哀しみ、執着、搾取。


筋違いの恨み、憎しみ。


変わってしまう人、変わらない人。

信用できる人、できない人。

離れていく人、集(たか)ってくる人。

敵、敵、味方。





ようやく終わった。




「これですべて終わりました」。



夕方、こんな連絡をもらい

ひとかどのお礼を述べて電話を切る。



終わったのだ、終わったのだと反芻し、

ふと気がつくと

私の頰には

滂沱の涙。



次から次へと浮かんでは消える、

支えてくれた人たちの顔。


申し訳ないという気持ちより

ただただ

ありがたい、

あぁ…なんとありがたいことという気持ち。



約4年前に抱えこみ

開けてしまったパンドラの箱。

見てみぬふりをして
放棄することもできた箱。



突き放し、

関係ないと

逃げることもできたのに

不安だけを燃料に

わざわざ火中の栗を拾いにいく私。



ただの一言も責めを口にせず

ただ静かに寄り添って

共に火の中の栗を拾わんと

飛び込んでくれた人。


諦めの中、助けを求めたら

次から次へと現れた

励ましや知恵をくれる人たち。

心にかけてくれた人たち。

見える形で、見えない形で。



大変、お世話になりました。

この場を借りて

心からの感謝をお伝え申し上げます。

ありがとうございました。


誰一人、生命の火は失うことなく

この日を迎えることができました。



さて、こうしてすべてが終わり。

おずおずと、覗いてみたら。



パンドラの箱の底にあったものは、

意外なことに

希望でも光でもなく。


愛。

それただひとつ、だけでした。



いつか来るであろう、この “終わり” の日。


いつかすべてが終わったら。


この命を絶たなければ、と、

つい半年ばかり前までは

そう思っていました。


私は、生きていてはいけないのだと。


そうすることで人々の不満を少しは

逸らせられるであろうという、

浅薄な計算でもありました。


でも。


いざ、すべてのことが片付いて

この3年半を振り返り

よくよく考えてみたところ、


私の周りには、

いつも

愛しかなかった。


そのことに昨夜、思い至ったのでした。
(遅い)


好きな人、親切な人はもちろんのこと。

たとえ敵であろうと

憎らしい嫌いな人であろうと。


その人たちがいなければ

この辛い思いを味わうことはできなかった。


どんなときでも、どんな私でも

この手を取って

励ましてくれる人がいるのだということ、

それさえ知ることはできなかった。


このつらい大仕事があったからこそ

ご縁ができた

かけがえのない人との出会い。


そう考えると、

悪役を引き受けてくれた

ややこしい人々にすら

お礼を言いたくなりました。

(…言いません)(`・ω・´)ドヤッ


憎くて腹が立って
どうしようもなくて
分かれ(別れ)ても、こうして
それぞれの役割というものに思い至ったとき。

感謝の意さえ浮かんできて、
再び相まみえる気にもなろうかという不思議。

今朝、脳内には百人一首の中のこの句が
グルグルしていました。


われてもすゑに あはむとぞおもふ

(意味するところは違うのですけど)


そして、もうひとつ。

ちょうど昨日は

人生のイロハ、

人生のアイウエオと形容したい本を一冊、

読了しようとしていたところでした。


夜になって最後の章に差しかかったとき、

自分が経験してきたことと照らし合わせ

書かれていたことがスコン、と

腑に落ちたような気がしました。


パズルのピースが気持ちよく

パチンと音を立ててはまった、

そんな瞬間。


気がつけば

はらはらと、落つる涙。


心の深いところに

この本の言の葉一つ一つが届いて

私を振るわせ、共鳴し。


思いがけず、泣いていました。


あぁ、そうか…

…そういうことだったのか。


きっとこのくらいの仕事をしたあとでないと

至らない私の腑には落ちなかった。


このことをわからせてくれる、

そのためには。


あれも、これも。

すべてが必要なことだった。


あの人も、この人も、嫌いな人さえも。

居てくれなければわからなかった。


全てが完璧な舞台。


そして、ゴール地点にあるのは、


どうやら、いつも、愛。



これほどつらかったことでさえ

こうして終わりはいつか必ず訪れます。


他の方がどんな形で終わりを迎えるか、

それはわかりません。


中には自分自身の寿命でもって

時間切れになり

そこで終わることがあるかもしれない。


この3年半を過ごしてきて

気づいたこと。


すべてのゴールには愛がある。

どんな道を辿ろうと、

行きつく先は愛だけで。


そして、すべてが完璧に用意されている。

だから大丈夫。

安心してただひたすらに愉しむのみ。


生き方は選べるし

味わいたい感情に沿うように

もしかしたら創ることができるのかも。



このことが、この片鱗が
生きているうちに
知れただけでもよかった
生きていてよかったと、
ありがたい経験だったと、
そう思います。

生きている限り
これで終わりということではなく。

ゴールはスタートでもあり、
また新しいことの始まり。


ベランダに出て気がついた
まるで大きな鳥の翼のような雲。

青く澄んだ雨上がりの空いっぱいに
伸びやかにたなびく雲の数々。

あまりの光景に目が釘づけになり
射抜かれたようにしばし動けず。


ただただこの美しさと

こんな空を見上げられるありがたさに

心ふるえたひとときでした。


生きてこそ、見られる景色があります。


生きてこそ知ることができるものがあり

生きてこそ味わえるものがあり

生きてこそできる経験がある。


大丈夫、乗り越えられます。

乗り越えたその先には

愛に満ちた平和な心持ち。


生きるということも、つらいことも。

いつか必ず果てるときが来ます。


だから、もう少しだけ。


生きてください。


そして、もし、よかったら。


一緒に

その先の風景を

見てみませんか?


そのときは飲んで寝るだけの、
フラワーエッセンスもお役に立つかと。



最後まで読んでくださってありがとうございます。

これまで私にくださった愛それぞれに
心からの感謝を添えて。


ありがとうございました。

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