見出し画像

幼稚園2年目、再び息子の登校拒否

新学期が始まった。

半日保育を終えて帰ってきて、何事もなく過ごした翌朝、幼稚園へ行く直前になり息子は、言った。

「ママと一緒にいたい、、、。」

え?

え?

これはまさかの、あれ、ですかね?

そう言ったのをきっかけに、息子はボロボロと泣き出した。

去年も幼稚園へ行きたくないと言って、何ヵ月か鬱々とした気分で過ごした。

なぜだ?!

なぜなのだ?

あんなに楽しそうに修了式を終えたではないか。

それが、一転、再び現れた、

「ママと離れたくない。」病。

「今日は幼稚園休みたい。」

私の膝の上で、ワンワンと泣き始めた息子を撫でながら、どうしようか、あれこれ考えを巡らせる。

あと、10分でバスが来てしまう。

新学期だから、持っていかなければならない荷物もあるし、今日はきっと鍵盤ハーモニカも持って帰ってくる。

うーん、うーん、出来れば行って欲しい。

お休みの連絡をするにも、もう遅すぎる。

「じゃあ、今日と明日は早お帰りだから、それだけ頑張って、それでもダメだったらお休みしようか?」

私の提案に、

「今日は、幼稚園行くの?」

「うん。」

「やだ、行きたくない。」

そうだよねぇ。

どうしようかなー。

「お迎えに来てよ。」

息子の提案に、私はえ?え?となった。

「お迎えに行けば幼稚園行けるの?」

「うん。」

息子の顔も私の顔もふっと緩んだ。

なーんだ、またバスを待っているのが嫌だっただけなのか。

「ママ、お迎えに行くよ!それなら大丈夫?」

うん、と頷く息子に安堵した。

「なんだか先生一人になっちゃって、かもめ組さん大変になっちゃって、、。」

息子の心の不安が声になって現れた。

「ああ、そうだよねぇ。今までは先生2人だったから色々助けて貰えたもんね。それが無くなっちゃって、大変だなって思っちゃったんだね。」

お友達は年少時と変わらないが、先生が変わってしまった事と、年少さんが入ってバスを待っている間も放っておかれる感があったのかもしれない。

先生達も余裕が無くなる新学期。

人一倍頑張りやさんで、気遣いで、周りの状況に敏感で、淋しがりやな息子には、何かが耐えられなかったのだろう。

お迎えなんて来なくていい❗️と自信たっぷりに言っていた、年少期末の息子は何処かへ姿を消してしまったようだ。

ただ、私はこの息子の状態に遭遇するのは2回目。

ブラッシュアップライフではないが、何事も2回目となると余裕が生まれる。

お迎えぐらいいくらでも行きましょう❗️

そして、息子がいつかこの状況に慣れることも分かっている。

案の定、お迎えに来てくれると分かった息子は、

「今日はグループを決めて、鍵盤ハーモニカを持って帰って来るよ。」

と言って家を出た。

息子は色々な事を理解している。

様々な事に目が向いてしまう。

周りの状況を敏感に察知する。

とても頭のよい子だ。

だからこそ、過度な不安を抱きやすく、恐怖感を感じやすい。

お迎えに行って帰ってきた息子は、元気に虫取をしている。

4月だというのに日差しが暑い。

この先、息子の登校拒否に何度も遭遇するだろう。

まぁ、私には出来ることと言えば、息子の話を聞いて、味方でいてあげる事ぐらいだろう。


この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,404件

#育児日記

48,649件

サポートなんて嬉しすぎます。 ありがとうございます🐤 その気持ちに満たされます。