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フリーランスの先輩、いしかわ みちこさんについて

前回の村上さんに続き、大学の同級生に話を聞きました。
いしかわさんとはクラスが違いましたが、3年生のゼミで一緒になって、仲良くなったんだと思います。ちょっと記憶が曖昧ですが、、、。
進級展のとき、いしかわさんは人物の顔がどーんとアップになったキューブ状の作品を作っていて、その人の顔だらけのキューブを車にぎゅうぎゅうに詰めて登場したの、びっくりしましたね。
よく運転できたな、と思いました。絶対後ろも横も見えてなかったと思います。

いしかわさんのプロフィール
1986年東京都生まれ。2011年武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻写真コース修了。同研究室でスタッフとして働いた後フリーランスとして独立。その時々に自身が抱いた「違和感」をテーマに美術作品の制作・発表を行う。一方で、クライアントワークでは美術や工芸作品など静物の撮影を得意とする。現在一児の母としても奮闘中。
受賞歴に第3回写真「1_WALL」ファイナリスト(2010)

当日のバーチャルライブ配信はYouTubeでもご覧いただけますので、ぜひご覧ください!

一個上の憧れの先輩が美大に進学して、美大いいじゃん!って
(ゼミ決めの前に褒められて)色々やってみたいけど、写真向いてるかも!と思った
意外と毎日忙しい(と気づいてフリーランスに)
ずっとラッキー!って感じ
大学に12年いた
作品を作ることのモチベーションは、締め切り
院に行って入賞したことで、自分に合った作品作りのプロセスがわかった

いしかわさんは高校生の時の憧れの先輩が美大に進学したことに影響され、美大を志します。美術予備校での映像科の対策授業に楽しさを覚え、受験し、見事合格!
最初から写真を専攻しようと考えていたわけではなく、写真の授業で褒められたことをきっかけに写真ゼミに進みます。就職活動は早々に諦め、大学院へ行くことに。院の時に応募した1_WALLのファイナリストになったことで、自分にあった作品作りのプロセスを理解し、現在もそのスタイルで作品を作っています。
大学院を卒業後は映像学科の研究室で教務補助、助手として働き、結局大学に12年いたことに、、、。その後結婚し、カメラマンとしてフリーランスに。出産後は国立のアートイベントの運営にも携わり、自身のスタジオでも展示を行っています。
子育てに追われすぎて自分の作品を思うように進められない中、モチベーションを保つのに大事なのは締切!と断言したいしかわさん。現在は年1で行っているそのイベントの締切に間に合わせるように作品を作っているそうです。
いしかわさんの作品は、写真を展示するだけではなく、インスタレーションになっているものが多く、展示方法がいつも違います。しっかりと構想を練るので時間がかかるようですが、見せ方でも楽しませてくれるので、話を聞いているだけでも面白いです。
また、現在構想中の子供の作品をデジタルアーカイブするサービスについても話をしてくれました。これは数年前に話していたものなのですが、絶対にいいものになると思うので、どんどん進めていきたいですね。

学校に関しては、高校は行った方がいいと思う。文化祭とかイベントとか、友達がいたからすごく楽しかった。大学は目的を持って入った方がいい。
学生時代にやっておいた方がいい事に関しては、部活でも委員会でもバイトでも、何でも打ち込めるものがあるといいんじゃないか。お金を生まなくてもいいことに時間をかけられるのは学生時代だけ。社会人になると数ヶ月も休むことができなくなるので、(したい人は)留学もした方がいいかも、と話してくれました。

子育ての話でも盛り上がりました!

昨年、いしかわさんの撮影現場に、アシスタントとして手伝いに行ったことがありました。その日は、新しくできる病院の中に飾られている美術作品の撮影だったのですが、作品だけでなく、その空間をよりよく見せるためにアイデアを出し、構図やライティングを工夫するカメラマンいしかわを見ました。友達が働く現場に同行するのは初めてで、不思議な感じでしたが、テキパキ撮影をこなし、とても頼もしい姿が見れて私もいい刺激をもらいました。
フリーランスになってからずっとラッキーと話してくれましたが、今後もラッキーで溢れることを願っています!
国立のアートイベントの話や、今構想中のプロジェクトに関しても、引き続き話を聞いていきたいと思います!


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