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シンガポールの会社と日本の会社の違い

私はシンガポールのFinTech企業にてソフトウェアエンジニアとして働いています。この記事では、働くなかで気づいたシンガポールの会社と日本の会社の違いを紹介します。私が今働いている会社のことしか知らないので、他の会社には当てはまらないこともあると思います。

病気休暇がある

今働いている会社では、年間14日の病気休暇(Sick Leave)があります。日本では病気で休む際は有給を使わないといけない会社がほとんどだと思いますが、シンガポールでは有給を使う必要はありません。欧米の会社でも同じだと思います。

勤怠管理なし

他の会社ではどうか分かりませんが、今の会社では勤怠管理はありません。やることをちゃんとやっていれば遅れて出社したり早めに退社しても問題ありません。私の会社では10時〜19時が定時ですが、10時に来る人はあまりいません(笑)

有給休暇が無制限

これは他の会社ではあまりないかもしれませんが、今の会社では有給休暇に制限がありません。もちろん、休み放題というわけではなく、やることをしっかりやった上で、チームに迷惑がかからない範囲であれば好きに休んで良いということです。コロナの前は2週間くらい休んで旅行に行く人がたくさんいました。

日本のように祝日が多くないので、それぞれ自分のタイミングで長期休暇を取っています。

残業代という概念がない

シンガポールの法律では、時間外労働に対して残業代を支払う義務がありません。どれだけ働いても残業代は出ないので、効率良く働いて定時に帰る人がほとんどです。

しかし、全ての会社がそうというわけではなく、深夜まで残業するような会社もあるそうです。

パントリーがある

だいたいどこの会社もパントリーというキッチン的なスペースにお菓子や飲み物があって、自由に食べて良いことになっています。自分でお菓子を持って来なくても良いのは助かります。

入社時にボーナスがある

入社時に、Sign-on bonusという名の月給1ヶ月分のボーナスがありました。ただし、1年以内に辞めた場合(クビも含む)は全額返金しなければなりません。

飲み会はほぼない

同僚との飲み会はほとんどありません。皆、家族との時間が最優先なので、仕事が終わったらすぐに帰ります。その代わり、金曜日は早めに仕事を切り上げてオフィスでビールを飲んだりすることもあります。

上司・部下の関係がフラット

上司・部下の関係はとてもフラットです。そもそも、敬語という概念がないので使う言葉はフレンドリーです。敬語がないのは楽ですね。

試用期間でパフォーマンスを出せなかったらクビ

ここまで良いことばかり書いてきましたが、かなりの実力主義なので、パフォーマンスが出せなかったら速攻クビになります。どこの会社もだいたい3ヶ月の試用期間(Probation Period)があり、その間にパフォーマンスを出せなければクビです。前日まで一緒に働いていた同僚が突然いなくなっているなんていうことが何度もありました。。

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シンガポールでは、会社でのルールや制度は日本よりだいぶ緩いけれど、仕事のパフォーマンスに関しては日本よりかなり厳しいです。おそらく欧米の会社もこんな感じなのではないでしょうか。

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