見出し画像

脳動静脈奇形の治療体験談⑨~幕間~

どうも、ざいあんです!

今回は脳動静脈奇形の治療にて『カテーテル手術』が終わってから『開頭手術』をするまでの間について記します。


1.カテーテル手術直後

手術が終わってICU(集中治療室)に運ばれた後、待機していた妻と母との対面、「お疲れさま、よく頑張ったね」と声掛けをもらいました。
先生からのフィードバックも「無事、ナイダス(血管のかたまり)に血が流れないようにする塞栓術は上手くいきましたよ」というフィードバック、一先ず一安心ですが、直前の検査含めれば手術時間も9時間(事前想定では5~6時間)と長期に渡ったので、家族も含めクタクタでした。
腰が痛く、頭も若干痛い状態でしたが、家族がいる間はコミュニケーションが取れるのでそんなに辛くは感じず、家族も21時まで(手術終了後30分程度)は居てくれていました。やはり、家族とは素晴らしいですね。

2.夜~朝にかけて

家族が帰った後、やはりネックとなったのはヘルニアでの腰痛、安静6時間、飲食禁止、電子機器は持ち込み禁止で携帯電話等もない、気を紛らわせるものが何もないのは地獄でした。
腰痛であることを伝えていた為、ベッドに角度を付けてくれていたのはまだ良かったのですが、それでも平らで硬い手術台の上に9時間もいたのでもう限界でした。痛み止めを随時もらいながらやり過ごしました。

ICU(集中治療室)は明るく、音も随時発生していました。アイマスク、耳栓は用意していたものの、手術後の興奮からか全く寝付けませんでした。

腰の痛さに耐えながら、眠れないのに飲食禁止で携帯も無し、文章にしたら一行で書き切れる内容ですが、体感時間は相当でした。次の日の手術は朝9時開始、8時から準備開始、それまでの間で眠れたのはたったの2時間だけでした。

3.開頭手術当日

日が昇ってきたとき、朝を迎えたことには少しホッとしました。何せ、この辛い待機時間が終わるのだから。
朝8時を迎え、妻と母がまた顔を出してくれました。やはり、家族とのコミュニケーションは至福の時です。ただその半面、開頭手術が迫ってきた、という恐怖が押し寄せてきました。「これが終われば全て終わるんだ」そう自分に言い聞かせました。

時間になり、看護師さんが私を呼びに来ました。妻と母に対し、なるべく笑顔で応えよう、そういう気持ちで「行ってくるね!」と手を振って手術室に向かいました。

次回は開頭手術やその直後のことを綴っていこうと思います!
また見てくれると嬉しいです!

それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?