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大阪でお世話になった方へ贈る3曲

皆様こんにちは。
本田拓郎(Takuro Honda)と申します。
この記事へお越しくださいまして、ありがとうございます。

 このnoteでは、今現在観光業に就いている私が、私の目線で、「観光・旅行・歴史・文化・教育」について、知識や新たな発見の提供、その他自論を展開し、古代ギリシャでいう「アゴラ」のような場所を目指します。私が勉強していることを皆様とも一緒に学ぶというスタイルで、記事を創っていきます。

 この度4月から、4年間生活した大阪を離れ、東京へ再度拠点を戻すことになりました。大阪で多くの人と出会い、多くのことを学び、間違いなく多くの経験値を得られたと思っています。言葉で表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。そんな私の気持ちを代弁してくれるような3曲を、お世話になった方々へ贈ります。

拙い文章力と乏しい考察力ではありますが、
最後までお付き合い、お願いいたします。

1. さよならまたな/ET-KING

 ET-KINGは大阪出身のHIPHOPグループです。私が中学生の頃によくラジオから彼らの音楽が流れていました。

 『さよならまたな』は彼らの8枚目のシングルで、東京事変のメンバーである亀田誠治さんがプロデュースした楽曲です。

 歌詞も彼ららしく、関西弁口調を盛り込み、初めて聞いたときは、シンプルな惜別の曲だと感じていましたが、実際に私が4年間も大阪で過ごし、様々な人と出会い、色んなことを経験した上でこの曲を聞くと、本当に私の気持ちを代弁してくれているかのような楽曲です。

 サビ部分の「いつかまたここで会おうや」は、私が大阪にまた訪れた時、大阪で出会った先輩や同期と、また笑い合えることへの希望と重なり、とても感情移入してしまいます。また、大阪に残っているみんなも、自分の目標に向かって歩み続けているわけだから、私も彼らに負けないように東京でまた大きく成長し、大阪でまた会った時には、お互いより大きくなって、色んな話をしたいなと思ってます。

 私が大阪に来れたのは、最初は本当に嫌だったけど、「神様がくれた魔法」なのかもしれません。「止まることなく進むから」、「振り返らずに進むから」、「いつも俺ここにいるから」、「離れても忘れないから」、これらは本当に私の気持ちの代弁です。だからまた会う日まで。

「さよならまたな」

2. スピリチュアル/ホフディラン

 ホフディランは、ワタナベイビーさんと小宮山雄飛さんの2人組ポップユニットです。ワタナベイビーさんのとっても柔らかく、優しく、独特な声は、聴く人を惹きつける力があると思います。

 デビューシングルの『スマイル』は、大塚製薬のオロナミンCのCMで起用され、森七菜さんが歌い再注目を浴びましたね。

 『スピリチュアル』は、アルバム『31st CENTURY ROCKS』に収録されています。NHKEテレの『天才テレビくんワイド』で2002年にカヴァーされたことで知ってる方もいるのではないでしょうか。

 本来、”spiritual”は、神的や宗教的な意味合いがありますが、そういうものって目に見えない不思議な力であることから、「なんとも言えない気持ち」や「どう表したらいいかわからない」といった意味で使われることもありますね。

  この曲は恋愛要素が強い曲だと思いますが、大阪に残してきた「僕の思いのすべてが」、ちゃんと届けば良いなという気持ちが重なります。一方で、「キミがどこにいても キミはここにいるよ」という歌詞は、私だけでなく、みんなの思いも私に届いているというアンサー的表現と捉えることができるのでは。

 気持ちは物理的な距離は関係なく伝わり合っているということを、この曲が私たちに教えてくれているような気がします。

3. やっぱ好きやねん/やしきたかじん

 最後は、大阪の象徴的人物である、故やしきたかじんさんの代表曲、『やっぱ好きやねん』です。

 こってこての関西弁の曲と思いきや、実は関東の標準語と混ざり合った曲になっているそうです。私は4年間で関西弁に染まってない「はず」です。ベースに博多弁があるんでね。

 この曲はJR大阪環状線の大阪駅発車メロディに起用されており、聴く度、梅田で飲んで、大阪駅から電車乗って帰ったこともあったなぁと、色んなことを思い出します。

 先ほども述べましたが、大阪行きを宣告された時は、本当に大阪へ行くのが嫌でした。でも、今思えば、色んな人、もの、場所、空気、歴史、文化と触れることができ、私にとってとても大好きな場所になりました。

 東京に戻ってきたのは、大阪が嫌になったわけではないので、『「やっぱ」好きやねん』は意味合いが違うかもしれませんが、私にとって大阪は忘れられない場所だし、これから生きていく上でも、大阪のことを「やっぱ好きやねん」と言える、大切な場所として、心に残り続けることでしょう。

4. 力をくれた街大阪

 何度も言うようでくどいですが、本当に大阪という街にはお世話になったし、過ごした4年間で、本当に色んな力を授けてくれました。

 今まで過ごしてきた、福岡、東京とは本当に全然違う雰囲気や空気感で、未だに慣れることなく終わったことも多々ありました。特に言葉の問題なんですけどね。

 正直、同じ国にいるはずなのに、どこか違う国にいるような気持ちになったこともありました。万城目学さんの『プリンセス・トヨトミ』に登場する「大阪国」が本当にあるのではないかと思うほど。

 大阪で得た経験は間違いなく、今後の人生において、とても重要なものになるし、大阪で出会った人は、私にとってかけがえのない存在です。

 そのような経験、出会いを与えてくれた大阪には、本当に感謝しています。大阪で出来なかったことはまだまだたくさんあります。またいつか大阪で、楽しい時間を過ごせたら良いなと思います。その時まで、互いに成長出来ていたら尚良しだし、大阪で出会った方々は、そういう存在であるということを信じています。

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