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人生最初の記憶

みなさんの人生最初の記憶って何ですか?

多分、何か感情を揺さぶられたとかショッキングなことがあったことをきっかけに覚えている人が多いのではないでしょうか。

私はとてもクリアーに覚えています。父方のおばあちゃんの家でのことで、リビングに差し込む光の感じやリビングの間取り、両親、おばあちゃんの表情、私の感情。。。

私が感じていたことそのままをここに書きます。幼児時代の私の性格が悪すぎて、育児中の方閲覧注意です。(先に謝っておきます。すみません。。。)


まず、母と父が私に何か言ってます。すっごい笑顔で何度も何かを言っているのですが、何を言っているのかはさっぱりわかりません。(言葉が通じてない)

母については、「母親」だという関係性の認識はありません。私の中では感覚的には、「私を主にお世話しているお世話係1号」です。父についても「父親」だという認識はありません。「1号の次に時々顔を見せるけどそんなにお世話しないお世話係2号」です。

お世話係1号と2号が私を置いてどこかへ出かけたようですが、二人がとても笑顔だったので、何も悪いことはおきないだろうという何となく安心感をもってました。

祖母と二人になりました。「祖母」という認識はありませんが、何度か見た顔だということと、私にとろけるような笑顔で接してくるので「この人めっちゃ私のこと大好きだよなー」って感覚があって、危険は一切感じません。

「私のことめっちゃ好きな人」は私に背を向けてキッチンで何かしています。私はソファに座って、テレビを見ていたのですが、突然衝撃が走りました。

戦隊物のアニメが始まって、私は今まで感じたことないほど興奮したのです!(今の私に言わせると、何これ!かっけーーー!!って感情だと思います)

自分でソファから降りて、テレビを触りながら、私はどうしてもこの中の世界に行きたい!!!と思いました。「私のことめっちゃ好きな人」を呼んで、一生懸命、どうやったらこの中に行けるのかと聞いているのですが、(多分オリジナルの言葉で)「私のことめっちゃ好きな人」に通じていないのか、全くわけのわからないことを返してきます。(私も祖母の言葉がわからない。。)

話が通じないことのフラストレーションを少し感じたのですが、ふと、「そうか、この人はこの中の世界に行く方法を知らないからここにいるのだ」と「私はそのうちそこに行けるだろう」と勝手に悟りました。(何となくですが、自分がそのうち周りの大人のように”成長していくだろう”という感覚がかすかにあったような気がします。)

勝手に悟って落ち着いたので、ソファに戻ろうとしたのですが、自分でよじ登ることができません。頑張っていたら「私のことめっちゃ好きな人」がソファに上げてくれました。

ここで私の記憶はぷっつり終わってます。

確実に幼稚園に行く前でして、2歳くらいかと思います。

脳科学的には2歳以前の言語習得前は記憶するという能力も十分じゃないということで、後から周りの人の話等で想像して作られた偽の記憶だと言われています。

でも、私のこの記憶は本当に鮮明で、この一番最初の記憶についてや、母のことをお世話係と思っていた感覚や、祖母のことも「私のことめっちゃ好きな人」と思っていたこととかも、一切家族に話したことないです。

というか、自分で何もできない立場のくせに若干大人を馬鹿にしているような思考で、申し訳なくて言えなかったです。。


脳についてはまだまだ分からないことも多いので、ここはグレーということにさせてください!

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