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気が付かない愛情表現

2年前ナイジェリアの英会話の先生のお勧めで読んだ本

愛を伝える5つの方法」Gary Chapman

今まで気づかなかった視点で納得する内容も多く、読んで良かった本でした。
 
簡単に言うと、人それぞれ求めている愛情表現方法は色々と違っていて、そこに気づかずに求められていない愛情表現をするから、お互いに不満が募り、気持ちがすれ違う
お互いが持っている“愛されていると感じたい”という深い欲求にどうしたら応えられるのか、という内容です。
 

例えば、言葉で愛情表現してほしい人にとって、心のこもった手紙は最も嬉しいもの。
だけど、パートナーは一切手紙を書くことなく、頻繁にスイーツを買ってくる、とかプレゼントをくれるとか。
プレゼントでも愛情はもちろん感じるだろうけど、何かいざこざがあったり不信感をもたらすような出来事があったとき、言葉が欲しい人にとって、普段から信頼を深めてくれるのはやっぱり言葉や手紙なのです。
けんかした後など、言葉ではなく、プレゼントだと、ちょっと小手先な印象もなくはないかも。(言葉が欲しい人からすると)
 
一方で、自分の手伝いをしてくれる、気を使ってくれることで愛情を感じる人にとって、自分が体調の悪い時にケアしてくれたり、料理や作業をしている時に手伝ってくれるというのは最も嬉しいことです。
だけどそういう人に、ボディタッチが愛情表現のパートナーが、そういった手伝いやケアを一切することなく、ずっとボディタッチだけで十分愛情は伝わっている、と思っても、またここですれ違いなのです。
 
 
この本はパートナーとの関係についての内容だけど、ふと、友だち関係でもこの感覚の違いはあるなぁと気づきました。
 
例えば
・友達のことを基本的に褒めない、ダメ出しが多いけど、お土産はマメにいつも買ってきてくれる
・毎回待ち合わせに遅刻するけど、会話は聞き役メインで相手をすごく立ててくれる
・友達や周りの人を少し下にみたり、マウントとったりしがちだけど、いつも自分から誘って企画したりお店とかも決めてくれる
・普段とてもレスが悪くて、イライラさせられることが多いけど、その人のお家に行くと、精一杯もてなしてくれる
・ちょっと周りが困ることに意地を張ったりするけど、いつも周りを褒めてくれる
とか。
 
一つのことだけとりあげると、なんだか不公平!って思うことがあるけど、じゃあその人がよくやっていて私がやっていないことは?と思うと、色々あったりします。
 
些細に見える言動でも、本人の愛情表現なんだなって、そう思うととても満たされた気持ちになります
 
 
全然普段褒めてくれない友達が、お土産をよく買ってきてくれて、「またもらっちゃってお返ししないとなー」という気持ちになってしまったけど、本人曰く、「お土産いっぱい買わないと旅行行った気がしないからー^^」って。

 
旅行先で私のことを思い出してくれて、荷物増えるのに買ってきてくれた、ってなんだかんだやっぱり愛情表現ですよね。
 

もっとこうして欲しいってことに時々気をとられるけど、いいところに目を向けて、その愛情表現をちゃんと愛情表現として受け取るってこと大事かもしれません。
 
 

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