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最高なくらしのために買ってよかったもの2020

これはminne 買ってよかったもの Advent Calendar 2020の 15日目の記事です。

はじめての note 。
2020年、いま振り返ってみると怒涛の勢いで過ぎ去ってしまったけれど私生活でも仕事でもはじめての体験が多く、これまでの人生でも忘れられない一年になりました。
自粛、同僚と直接顔を合わせることのない在宅での勤務、が当たり前の生活となり、当初は見えない出口に向かってゴールを探している状態が苦しかったものの、最近いわゆる「新しい生活様式」に自分自身順応しているのだなぁと思えてきました。

生活の中で買いたいものを買うという行動が明日への活力のために欠かせないものになっているからか、今年買ったものを振り返っても例年と同じくらいかそれ以上、それが自分にとって果たして必要か?はたいして検討せずに買いたいものを我慢せずに買っていました。
自分にとって必要かもしれない!と思った時が買いたい時なので、本当に必要だったかは買ってみないとわからないだろう。買ってみて不要だったら次同じ気持ちになっても買わなければいいじゃん。という感じ。
今年はなかなか同居している家族以外に会えないということからも、人への贈り物を買う機会も多かった気がします。それも相手の好みや使い勝手を考えつつ、これなら贈った人にとってもお気に入りのアイテムになりそう!最高の時間を過ごせそう!と思いたったら購入します。

そんな感じで今回は、自分が使うもので今年本当に買ってよかったものたちを紹介します。

エルバンのカートリッジインク用万年筆 & “Gris Nuage”のカートリッジインク

(Gris Nuage はオンラインはクオバディスにしか無さそう)

ほぼ日手帳を使っていて、最初の頃はコピックマルチライナーと呉竹の水彩筆ペンでの絵日記を描くことにはまっていたのですがだんだんやる気がなくなってきて最近は万年筆インク集めに気持ちが傾いてしまい、書く対象物が日記(とたまに手紙)しかないのに無駄にインクを集めています。

こちらの本もよかったです。
SAILOR の四季織PILOT の色彩雫が好きなのですが 20ml くらいの量でも使い切るのに大変だしこれ以上買うのはやめようかなと思っていた頃、たまたま入った御茶ノ水の文具店でエルバンのカートリッジインク&万年筆に遭遇。
短めのカートリッジで使い切りやすいちょうどいい本数、万年筆の手入れの面倒さもない(重要)。
この「Gris Nuage」は少しだけ紫が混じったようなうっっすいグレーで、日記にも手紙にも視認性はよくないです。
他メーカーでも中々見ないタイプのカラーだったのでインクカラー名とストーリーに惹かれるまま(重要)、書き心地も試さず即決しましたが筆圧によって変化する色みが綺麗で、書いていて楽しいです。

“嵐の前の海に現れる霧のような薄いグレー”という表現が良いなぁと思いながら、それにのせられてモヤモヤしっぱなしの日や「何もうまくいかなかったけどうまくいかなかった日こそその時のことを書いておきたい」という日にもよく使います。
エルバンのカートリッジはこれと「Poussiere De Lune(ムーンシャドウ)」を持っていますが一旦この2色で満足しています。

yuhaku のキークリップ

夫が yuhaku の折り財布を買って以来、3日に一回くらい公式オンラインショップを眺めているくらいここの商品にドハマリしているのですが私にも良さをもっと知ってほしいということで、色違いでキークリップを買いました。
私は鍵には気に入ったキーホルダーやお守りをジャラ付けしていたので(そこにしかキーホルダーをつける場所が無い)渋ってましたが、いざ使ってみると薄めのコートやパンツのポッケにも挟んで出掛けられる身軽さがとても良いです。ブラウンにしたけどパープルも良いなぁ。

WANNABES の「A3ポスター landscape」

実家が富山なのですが、成人した頃から父と一緒に立山登山に行くようになりました。
登山が身近にありながら初めて登ったのはその時でしたが、不便さを感じながら山小屋で過ごす時間、真夏でも外気が氷点下以下に感じるのに体は発熱してびっしょり汗を書いて目覚める真夜中(それは本当に熱だったのでは?)、早朝冷たい雨の中の下山、いまだに覚えている感覚だし、今でもたまに山が得意な友人と登山に行くことはあるけど、山の思い出というのはなかなか濃く残っています。

実家には階段の踊り場の壁に、私が物心ついた頃から海越しにのぞむ北アルプスの大きな写真が飾ってあったのですが、「富山と言えば北アルプス!そして日本海!」という特徴が乏しい地方あるあるなそんなイメージが結びつくだけで、それを見ても幼い頃は何の感想も持ちませんでした。
初めて山に登り、そして大学卒業後実家を離れた後、実家の思い出を振り返るとあの写真のことも思い起こします。とともに、自分の出身県は良いところだなぁと浸ります。
このポスターの画はその写真と構図が近いというわけでは無いですが、色名を調べてみると「ピーコックグリーン」「御納戸色(おなんどいろ)」に近い空の色が共通しており、山が入っている点とこの空の色が実家の写真っぽくて今の家にも飾りたいなぁと思い購入しました。
実家から持ってきた家具などは他にもあるのに、「似ている」ということで選んだこのポスターの方が見ていると実家を思い出すのは不思議です。とても気に入っています。

BULBSSの「電球ランプ G70コイル下 [stand]」

寝室にライトを設置しておらず、今の家に越してから2年ほど経っているものの特に不便はなかったのですがお家時間充実させたいしいつもと違うもの買いたいなぁ minne で気に入ったライトを買いたいなぁと思い立ちこれを購入しました。
縦横 8cm×8cm でベッドのヘリにもぴったりおさまり、USB充電式なので扱いやすいです。コンパクトながら点灯範囲もちょうどよく、そしてLEDなのにとても温かみのある光です。

これで中条あやみのCMみたいにあったかいライトの元でハーゲンダッツ食べるとめっちゃ最高な気分になるのでは?22時前に入浴も済ませてあったかいライトの元でボディクリーム塗ったりしてみたりして翌朝最高〜!!みたいなそんな高揚感を得られるのでは?最高じゃん!!と思っていましたが、実際は2時頃にあったかいライトの元でちょっと音ゲーをやって最高!就寝!という生活。リラックスできるしブルーライトもカットしてくれてる(気がする)し最高。

GIANT ESCAPE R3 W(2020モデル)

今年買ったものの中では高め…
以前から夫がロードバイクかクロスバイクを買って長距離走りたいな〜と、各メーカーを吟味して唸っていたのですが本格的に買う気になったようで、それなら一緒に走りたいけどかと言ってママチャリやミニベロはきついし、各メーカーのウンチクやジオメトリがどーたらこーたらを傍で聞いていて前に弱虫ペダルを熟読していた時に得たメーカー知識とあいまってすっかり半端な自転車好きになってしまったので私も買うことに。

ロード/クロスバイクを扱う店舗というのは都内でもそんな多くないという印象で、かつメーカーと型番を絞ると更に試乗できる店舗は少ない。そして156cmの自分が乗りやすいバイクはそもそもかなり限られており、初めてのバイク失敗したく無いということで無難に王道 & 女性向けモデルが揃っている GIANT ESCAPE シリーズにしました。(直営の GIANT ストアも多いので安心)
フレームは350mm(XXS)で色はリビングコーラルにしました。体の負荷を感じることなく乗り心地は最高です。そして選ぶ際に人と被りたくないよ〜〜と思いつつ、結局のところ王道の GIANT を選択しましたが今のところ同じバイクに乗ってる人に遭遇したことがありません。
むしろ最初に買いたくて買いたくてお金と身長と在庫的に断念した Bianchi(ビアンキ)のクロスの方が、バイク乗ってると必ず3回は遭遇するというレベルで遭遇します。みんなビアンキ好きなんだな〜〜〜わかる、2台目はやっぱりビアンキか LOUIS GARNEAU がいいな〜〜〜

冬に突入したので今は乗っていませんが、4月に購入して10月くらいまでは2週に一回くらいのペースで往復 13km くらい走っていました。浅草・蔵前あたり〜スカイツリーを回るコースが定番です。真夏の自転車キツすぎる。でも最高。
そして自転車というのは上記のような大手のメーカーでも生産数がかなり絞られているという学びを得たので、まだ在庫余裕でしょ〜と思って問い合わせてみると国内でも在庫残り1台でフレームはこのサイズのみですというのもあるあるっぽいので、買いたいモデルが決まったらすぐに!

ichi の「*HIZEN*有田焼陶器×淡水パールの金継ぎリング」

簡易金継ぎでアクセサリーづくりを手がける作家さんが有田焼と掛け合わせ、新たな作品を制作されたとのことで、

こちらの記事で紹介されていました。金継ぎという日本の伝統技法をこの記事で初めて知ったのですが、

金継ぎは、割れてしまったから捨てる、仕方なく繕う、というのではなく、“より美しく”生まれ変わらせることができる美しい日本の文化だと思っています。

(記事本文より引用)
日本の文化を自身のアクセサリー制作というフィールドで伝えられている、という作品に込められた思いが素敵だなと感じ、それを自分の手元で感じられるこのリングを購入しました。

陶器のアクセサリーを購入したのは初めてですが、金継ぎされて他のパーツと組み合わせられていることで重さは無いものの、日本の伝統技術の中で生まれたかけらは昔から現代に至るまで同じように職人の手元には存在していて、それを新しく自分の手元でまとえるということが嬉しくていい重みだなぁと感じます。
大ぶりなのに手元に馴染み、季節をとわずつけられそうでとても気に入っています。今の季節だと金継ぎのゴールドと陶片の深緑のような釉薬の色みが少しクリスマスっぽいムードも演出してくれます。


先日、minne について を発信するこのページが新しくなりました。

私は minne のサービス運営に携わりつつ、「minne ってどんなサービス?」というのを発信してはいませんが、作家さんが作品に対する思いをそれぞれ持っていて、買った人・手にとるであろう人に対して、あるいは自分の制作の一端を担ってくれた誰かにも対してかもしれない、”気持ちを傾け、つくったもの” そんな作品に出会える場所だなぁという思いが、色んなエピソードを知るたびに深くなります。

ひとつのものに触れて、それが自分にとってお気に入りのものになる。幸せな時間を過ごせるものに出会える。
日々の生活でそんな出会いがあるだけで、最高な暮らしだなぁとつくづく実感した一年でした。来年もたくさん買いたいもの見つけて買うぞ。

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