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バラの蒸留

無農薬のバラを1キロ収穫させてもらい、大半はハーブティ用に乾燥しました。(前回の記事)

ほかにも活用できないかとすぐに思いついたのが
ハーブウォーター(芳香蒸留水)作り

これは、ハーブ(植物)を温めて得られた蒸気を冷やしてできる液体のことをさします。
一般的には精油を作る過程でできる副産物ととらえている場合が多いです。

私の師であるアロマフランスの前原ドミニク先生は、ハーブウォーターを精油の副産物ではなく、子供から老人まで安心して使える自然療法の1つとしてとらえています。
先生は精油を作るためではなく、ハーブウォーターを作るためにフランスで蒸留をしてもらい輸入しています。
使われている植物はもちろん無農薬で基準も厳しく、大量生産が難しいですが香りも成分も濃く、日本では化粧水やルームフレグランスなど癒しや美容に活用されることが多いですね。

フランスでは自然療法の1つでよく使われているんですよ。

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こちらが私の蒸留器。
HARIO社製で繊細なつくりをしています。
生産量も少ないため最近は手に入れるのが難しいです。

運よくセラピスト仲間が1個だけ在庫を持っていたので、ハーブウォーターの勉強をしたときに購入ました。
今まで1度も使用したことがなく、箱の中に眠っていましたが”採りたてのバラ”、しかも”無農薬”となれば重い腰をあげて蒸留してみました!

キャンドルの優しい熱を利用して、ゆっくりじんわりとハーブウォーターを作ることができます。
今回は摘みたてのバラで作ってみましたが、乾燥させた植物でも蒸留することができます。

熱によって気化された芳香成分が上にあがっていきます。その蒸気が氷によって冷却され水滴となり、小さなビーカーに雫がおちてくる仕組みになっています。

約30mlのハーブウォーターが出来上がるまでに約4時間。
気長ーーーに待ちました。

蒸留中は部屋中がバラの香りに包まれました。
女性らしさが増すようないい気分でしたよ。

今回作ったハーブウォーターは約3年ともに頑張ってきた仕事仲間にお裾分けしました。
会う機会が減ったけど、今以上に華やかな活発な女性になってほしいと願いを込めて!

バラの効果

収穫体験前はとても落ち込んでいました。
世の中の影響を受けて私の人生も突然ガラッと変わらざるを得なくなり、がむしゃらに動いてきたことが目の前からなくなってしまったので心が追いついていきませんでした。

しかし、持ち前の集中力はバラの収穫にはもってこい。
常に頭の中がフル回転で物事を考える癖がある私にとっては無意識に作業ができる環境は、余計なことを考えず楽しみながら収穫でき気分もアップしました。
さらに乾燥や蒸留作業中のバラの香りで、癒されて前向きな気持ちになりました。

バラには疲れたこころとカラダに活力を与えてくれる効果があります。

バラのおかげで普段の落ち着きを取り戻すことができました!

バラ園のおじいちゃんにも喜んでもらえたと聞きました。
来年もチャンスがあれば無農薬バラを収穫して使用してみたいです。


乾燥したバラの使い道はこれからじっくり考えますので、もうしばらくお待ちください!



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