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家を出た時の話。

皆様いつもお読みいただきありがとうございます。身体に気をつけてお過ごしくださいね。

 さて、小中高と過ぎた頃にもう限界だった私は消えてしまいたい気持ちが満杯になってしまい、どうせ居場所もないし、気にもされてないから、家を出ちゃうという行動に走る訳です。

まず友達のとこへ行こうと考えた時に、お金を持っていないことに気づきます。小遣いも貰っていない、お年玉も手元にない、つまり遠くに行けないのである。そこで割と近場の友達のところに行ってメシ食わせてもらって、母方の叔父さんに電話をして、相談をすることに。

そして働きたいんだけどと相談をしたところ色々当たってくれて、大叔父さんが居た自衛隊、自動車修理工場、板前の究極の3択に迫られた。
その時期は田舎の方では冬は豪雪で外に出る仕事はかなり勇気がいるので結局、寮が有って飯の心配のないということで三番板前に決定!しました。

そうと決まれば行動は早かった。とにかく遠くに逃げたかった私は実家以外何でも良かった。そして修行が始まり、結構楽しく過ごしていた時にあれ?これ変に意地悪されてない?という謎現象が始まり、でも、気にしていなかったんだけど、中居さんが騒ぎ出して新人を虐めて楽しいのか、、的なことで大騒ぎ、本人ポカーン。あれ?私が原因?まぁ、冷蔵庫に閉じ込められたりしていたけど気にしていなかったってこともあって、余計にポカーンってなってたら、社長とその奥様に知れて大ごとになっていった。
そして、私が身を引いたらまた元通りに収まるんじゃないですかと言って、辞めた。本当にゴタゴタが嫌だったのでまたスタートから進むかと元の地元に帰った。そして結構貯金も溜まってたので、再度職探しをスタートさせた。

 たまたま、またもや寮付きで見つかったのがレストラン。ウキウキで仕事を始めたんだけど、まぁ、和食と違い仕込みの楽なこと。テキパキとこなして、給料は約2倍。生活費かからず給料もらえるもんだから溜まる(笑
そして、新しいメニューも作り、店の売り上げも超鰻登りになった時、一緒に働いていたチーフが消えた。そして電話がかかってきました金沢から。
拘置所にチェックインしていました。酒飲んで暴れて御用となったみたいで即刻クビになってしまい、一人で店を回す事になってしまい、必死にやっていたら次はマルサ登場で脱税疑惑でガサ入れを受けた。当然店は休業、寮の中まで捜査が及び、全部ひっくり返されて、何もすることができず、結局オーナーが店を閉める事になってまたもや失業(笑

だけど、今回はあるコーヒーメーカーの推薦でヘルプさんになった。
お店の新規開店に新メニュー考えたり、オープンの手助けをしたりと結構充実していた。もちろん契約制なのでギャラも破格になって、またもや溜まる事になる。
この時はこんなのでお金って溜まっていくもんだなと舐めていた。

 そして、社会人になって一発目のえらい事に巻き込まれる。
その頃には車の免許も取得し、車も買った。暇さえあればガソリンを無駄に燃やし続けていた。ただ走っているだけで将来が向こうから飛んで来て、掴めるものだと思っていた。
ある時クルマを盗まれ、それが大事故起こし、一人死亡、数人重体になったらしい。他の車も巻き込み大きな河の土手から川にダイブしたらしい。
その盗んで行ったやつの親と思われる人からもの凄い剣幕でどーしてくるねん!と罵声を浴びせられることほんの2時間。マジでポカーンでした。

警察からも事情を聞かれ、結局、盗まれたものであることが証明され、事なきを得るのだけど、誰が車を弁償してくれるのかと言っても埒開かず。
いや、泣きたいの私だよね。突然お気に入りの自分で買った車が無くなり、保険代が高くなり、罵声を浴びせられるって何かの罰ゲーム?ということがあった時に、コック仲間の先輩が田舎に帰ろうかと思って、、と相談を受けた。そして乗っていた車を売ろうかと思うんだよね、、買った!二つ返事。

試乗も兼ねて乗ってみた。そして見事に事故、全損。
先輩曰くブレーキ変だったでしょ、、って、、先に言えよ!お金はいいよと言ってくれ損は無し!ラッキ!

そして懲りずにまたもや車を手に入れ、今度はまともに電柱真っ正面でくの字に折れ曲がり人生初救急車のお世話になり入院。全身打撲で点滴車椅子。
そこに何故か後妻さんが来て何か小言言われて嫌な記憶が蘇って医者に止められるも無理に退院して遠くに行きたい衝動が渦巻く中、新たな地を探していた。

 そして今度は屋外看板を作っている会社に就職。ヘビーでした。残業は普通に月200時間超え。死にかけたこと数回。屋上のネオンの看板ですから高所で寝不足、人間ってどんな危険な場所でも睡魔には勝てないということを学びました。そして工場内での危険作業、見事に鉄板を切断する機械で指切断(笑 落ちてる指の片割れ持って病院へGo! 人間って凄いです。くっつくのもそうですが、指って新しいのが生えてくること経験した。

 減っていた貯金メーターがまた満腹状態に戻ってきた時にまた勉強したいなと思って再度編入して高校2年から再スタートした。ただ、自分で飯食うために仕事を続けなきゃいけないんで通信高にした。でも、定期的に行かなきゃ行けないし、課題も出る。月200時間残業と戦いながら頑張ったけど、4年制になるのであと1年がどうしても続けられなかった。大学の推薦も確約してくれてたのに泣く泣く諦めた。

 そんな時疎遠になっていたK君から悪いお誘いで、マルチ商法に勧誘され、数ヶ月で借金まみれに落とされた。しかも幹部にされたので仕事も辞めていた。その時の最高借金額600万。あらゆる消費者金融から金借りた。
勿論破綻は火を見るよりも明らかで保険掛けて死ぬことばかり考えていた。

そして、いくとこ無いので本屋に入り浸り色々な本を読み漁っていた。
とにかく金を稼ぐ方法のヒントがないか来る日も来る日も読み漁った。
行き着いたのは「世界の富豪」的な本。
金を稼ぐには 金融 石油 海運 不動産 宝石 何もなければ見逃していただろう。ふざけんな!どうやって石油掘るねん!国策やろってね。また考えに考えた結果、可能性で言えば不動産か、、と後はツテを辿って行った。

そして不動産屋さんに就職するわけで、まぁ、ここから起死回生を図っていくわけなのですが、それはまたのお話で。お楽しみに。

今回も長々とお読みいただき感謝します。
ご感想ご意見など頂けましたら嬉しく思います。

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