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出雲一人旅①航空券の特殊エラーであわや旅終了

1泊2日で出雲大社に行ってきた。
せっかくなので旅行記をここに残すことにする。

バス、JR、飛行機…京都からの移動時間と金額を天秤にかけ、今回は空路を選択した。
飛行機とJRでは総移動時間がほとんど変わらないが、飛行機を早めに予約できれば鉄道の3/4以下の値段でチケットが取れる。
印象とは真逆の穴場的交通手段といえよう。


さあ、無事に家を出た!電車に乗れた!
余裕を持って45分前到着してチェックイン!わくわく!
…とここまでは順調だったのだが、なにやらエラーがあったようで、見たことのないレシートが発券された。

なんですってー!?

お近くの係員に尋ねると、赤い札を渡され「発券カウンターでご対応いたします」とのこと。
迷いながらなんとかカウンターに辿り着いた時点で、フライト出発時刻の38分前であった。

カウンターのお姉さんは「お調べいたしますね」とにこやかに対応してくれたが、パソコンを見て少し表情を曇らせた。
「決済は済んでいて、予約枠も確保されているのにフライトがキャンセルになっていますね」

それを聞いて思い出したのは購入時のこと。
私はチケットを「往復セイバー」という予約時期に応じて値段が変わる枠で確保していたのだが、値段が変わってしまうギリギリのタイミングでなんとか決済を済ませていたのだった。
決済が完了したのが23:59:57くらいだったので一抹の不安はあったのだが、購入内容のお知らせメールがきちんと届いたので安心していた。
そういえば前日のお知らせメールがなかったことに思い至る。
(ああ、そのことに気づいておかしいと思って問い合わせていれば〜!)とかなり無理のある後悔に身を焦がしつつ、このことをお姉さんに伝えた。
この時点で、出発時刻まで残り30分。

なかなかにイレギュラーな事態に、上司らしき女性も奥から顔を覗かせた。
「決済はできてる、予約もできてる、タイミングのせいでOTC強制キャンセルが入ってしまったんやね。これはとりなおしやね」
若手らしいお姉さんに声をかけたあと、スッと引っ込む上司らしい方。

残り25分。私の焦燥が表に出ていたのか、お姉さんは「飛行機には乗れるようにしますのでご安心くださいね」と伝えてくださった。優しい。
予約していた席も取り直しになってしまったが、特に追加料金などもなく、希望の窓際席にしてもらえた。
「お待たせいたしました」とチケットを渡された時点で、出発時刻まであと23分。
JALの保安検査は20分前までに通過している必要がある。
お礼もそこそこに、大急ぎで保安検査場に向かった。

それにしても、かなり余裕を持って出発したつもりだったのに。
もし1本でも遅い電車に乗っていたら飛行機に乗れなかった可能性に思い至ってぞっとする。
国内線でも40分前到着は必須だなぁと改めて感じた出来事だった。
また、決済ももっと余裕を持ってしなければ。

余裕の大事さを身をもって知った旅の始まりであった。

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