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わが子。知的障害の診断。将来はどうなっちゃうの?勉強はムリゲー??①

こんにちは。小学校の支援員をしていました、nanoです。
この記事は長くなるので、3回に分けてお届けします。


勉強は諦めるしかないの?


早速ですが、お子さんが、知的障害だと診断されたら、いったいどうしたらいいのでしょうか?勉強については、諦めるしかないのでしょうか?


いえいえいえいえ・・・
諦める必要なんて、ないです!!むしろ、諦めちゃだめ!
でも・・・
周りに、こう言ってくる人、いませんか?
「苦手な勉強を、本人が必要としていないのに、させる必要はない」
「できないことを無理にさせると、自己肯定感が下がる」
「人生は、勉強ばかりではない。勉強よりも、社会で生きていくためのソーシャルスキルのほうが大切ですよ」
「まずは、身の回りのことのほうが先でしょ」
どれもこれも、なんか、もっともらしいですよね・・・

え、でも待って・・・
本人は、「必要性が分かってない」だけじゃなくて…ですか?
分かることが増えたら、自己肯定感も向上しますよね。
他の子と比べると、もしかしたら時間かかるかもしれないけど、本当に何も覚えられないの?
チャレンジする前になんであきらめる必要があるの?

ソーシャルスキルと勉強、どちらか一方に絞る必要って、どこにあるんですか?

色々つっこんでみました。
つっこみどころ、満載じゃないですか?
そう思いませんか?

最初から、諦めないであげて!!!!!ください!!

日々、どんな子だって、成長してるんです。
できることが増えたら、その子にとって人生は、より生きやすく、楽なものになると思います。それは、勉強も例外じゃない。なんで勉強だけ例外にする必要がある・・・・ソーシャルスキルだけじゃない!


とは言え、じゃあ、「勉強」できるようになった子、いるの??

今そう思いました??いますよ~!もちろん!!!
支援員として、色々な子供と接してきて
「低学年の頃は、あんなん(勉強ができず落ち着きがない)だったのにね~(今はむしろ優等生)」とか、そんな子は、たくさんいますよ。
あとは、ネットでも、「知的障害 検定」「知的障害 勉強 諦めない」とかで、調べてみてください。
例え、知的障害・発達障害と診断を受けても、勉強が全くできないわけではありません。

でも、無理に勉強させたら、自己肯定感が下がるって言われるんですけど

よく言われますよね。それ。うん。よく言われます。
えっと、「無理に勉強させたら」の「無理に」ってどんな感じなんだろ?
「叱りとばしながら」ってこと?そりゃ、そんな教え方ではいやになるんじゃないですか?
それって、どんな風に教えられて、自己肯定感下がったんですか?

出来ないのを無理に、ってことでしょうかね?
出来ないのに、勉強しなかったら、もっとできなくなりませんか・・・?
逆に、「無理に」させなければ、勉強できるようになるんでしょうか?
自ら率先して、勉強方法を思いつき、編み出し、勉強するようになるんでしょうか?…どう思います?
それは……ないですよね?

なのに、なぜ、そんなことを言う人がいるのでしょうか?
それって、
勉強はどうせ出来ないんだから、諦めてあげて
って言ってるんだと思います。

ご自分のお子さんの将来を、その人たちの話に合わせますか?
そんな、お子さんの人生に責任の無い人の話に、のっかりますか?
その「勉強させないであげて」って言う人達、お子さんが人生でつまづいた時に、何か助けてくれるんですか?支援してくれるんですか?
……してくれないですよね。


実は、私nanoも、発達障害の子供がいます
私は、「勉強させたら可哀そう」なんて話、のっかりませんでした。

私の子供が、知的障害だと診断されたのは、幼い頃です。
現在は中学生になりました。
結論から言って、

勉強を諦めなくて、良かった!

と、心から思っています。


この記事では、そもそも、勉強を諦める必要ってどこにあるんだろう?諦める必要はない!
というところを、お伝えしました。

次回以降の記事では、
「勉強を進めるのに大切なポイント」
さらに、勉強の習慣を身に付けるのに、とっても大切な
「小さいうちに身に付けておきたい、お子さんへの接し方の鉄則」
について、お話していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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