見出し画像

久々に『レオン』を観たら危険だった

Netflixで超超超久々に『レオン完全版』を観た。
有名な映画なので未見の方はいないとは思うが、とりあえずネタバレありのあらすじを。

12歳の女の子マチルダが外出中に、大嫌いな父、大嫌いな継母、大嫌いな腹違いの姉、愛する4歳の弟を麻薬取締局の悪徳警官スタンに殺されてしまう。
マチルダは隣人の殺し屋レオンに助けを求め、匿ってもらい、弟子入りし、ともに生活し、心を通わせる。家を変えて転々とする中、レオンはマチルダに「地面に根を張った生き方をしなければ」と漏らす。
マチルダは弟を殺した犯人が、麻薬取締局のスタンだということを突き止める。そして単身、麻薬取締局に乗り込むものの、逆にスタンに捕まってしまう。レオンは麻薬取締局に乗り込んでスタンの部下を殺し、マチルダを救出する。
逆上したスタンはSWATを使ってレオンを追い詰める。対するレオンはまずマチルダを逃し、そして怪我を負いながら自分も逃げようとする。あと一歩で逃げ切れると思ったそのとき、スタンに撃たれる。レオンは虫の息で、スタンを道連れにする。レオンを失ったマチルダは地面に根を張った新しい生活を始める。

『レオン』の私なりの要約


うーん、我ながらいい要約だ! こういう仕事があったらぜひ紹介してもらいたいものだ!

それはさておき、私が要約したあらすじだけ読んでみても、殺し屋と女の子の奇妙な生活というアニメチックな話だと分かる。しかし4歳の子供が殺されるというハードなバイオレンスシーンもあり、一概にアニメチックとは言えない。というか、痛覚を刺激されるシーンも多い。

しかし、この映画、かつて観たときとは印象がいささか、と言うよりもかなり違う。
フランス公開が1994年なので、マチルダ演じるナタリー・ポートマンはおそらく撮影当時12、3歳だと思うが、これがまた相当ロリなのだ。児童ポルノなのだ。実際裸は見えていないが、ノーブラだったり、エロティックなシーンを演じたり、かなりのロリなのだ。おい、大丈夫か? と心配になってしまうぐらいなのだ。
何よりも、このロリコン映画を観ている姿を他人から見られたくないとすら思ってしまう。考えすぎだろうか?
そして、何と言ってもジャン・レノ扮する主人公レオン。彼は、ロリ少女に翻弄される童貞文盲殺し屋だ。もう一度言おう、童貞文盲殺し屋だ。

私が10代のときは気づかなかったが、いま観てハッキリ断言できる。あれはロリコン映画だ。児童ポルノだ。そういう目で見ている男が山ほどいると思うと吐き気を催す。宮崎駿監督やウディ・アレン監督やロマン・ポランスキー監督や篠山紀信やアラーキーやジャニー喜多川や極楽とんぼ山本圭壱や山口達也メンバーや……多すぎて頭がくらくらするが、彼らに負けず劣らずロリコン、それがリュック・ベッソン監督なのだ。ベッソンお前もか!

まあ、フランス映画に出る女性は成人だろうがミドルティーンだろうが、ノーブラの場合が多いんだけども。

幼い少女を含め女性の裸が頻出する映画は、洋の東西を問わず多くある。五社英雄監督の映画は顕著だ。しかし五社英雄監督はロリコンではない。彼は背中一面に刺青が入っている上に超のつくマゾヒスト、つまりドMだ。
マゾというからには相手は成人女性に決まっているでしょ? でしょ? でしょ? いや、しかし五社英雄は元々フジテレビのディレクターで『ひらけ!ポンキッキ』の企画に関わっているだけに、もしや……

さて、『レオン完全版』。通常版の『レオン』に比べてクソなのである。いわゆるディレクターズカットというのは、芸術的観点らかもエンタメ的観点からも、監督が見せたいだけであって客が見たいわけではない。
「わーい、ディレクターズカットだ! 完全版だ! 嬉しい!」なんてなるわけがない。
その証拠に、『ニュー・シネマ・パラダイス』の通常盤と完全場を見比べてほしい。完全版は本当にひどい。必要ない部分が多すぎる。


この記事が参加している募集

映画感想文