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大都市シドニーうろうろの日

でっかいでっかいオーストラリアは、都市間の移動もスケールがでかい。

時間の問題はないけど、お金の問題がある以上、

すべての都市にどっしり居座って滞在する、ということはできそうもなかったので、オーストラリアは行きたい場所にピンポイントで行くことに。

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大好きな街になったメルボルン次の目的地は、シドニー。

何度も何度も聞いたことがあるシドニーという響き。行かねば、そんな単純な理由のみでシドニー移動を決定。

メルボルンとシドニーはオーストラリア全体で見ると近場に見えるけれど、

実際の距離は約880キロ!長い!遠い!全然近くないよー・・・・

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飛行機で飛ぶことももちろんできるけれど、そんなお金は私にはない、時間は無限にあるので長距離バスに乗ることにした。

その所要時間、約12時間・・・・・長い・・・

横にもなれない普通の狭い長距離バスで12時間、正直気が重かった。


何をしていたのかわからないけど(たぶんほぼ意識なかったと思う)、なんとか到着。今すぐにでも横になって寝たいから、宿を探すことにしたのはいいんだけれど、シドニーの宿はどこも高い。物価がぐんと上がった感じ。

「これはあまりここではお金使えないな」到着早々そう悟った・・・

あまり歩き回るのもきついので、とにかく今日の宿だけでも!ということでそこいら辺にあった宿に泊まることにした。

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宿で少し休んだ後は、街をうろうろすることに。

あまりシドニーでお金使えないし、自分の足で移動だっ!と、楽しいモノ探しにとにかく歩きまくることに。


シドニーをうろうろすると街のところどころに大きなチェス盤を発見した。

チェスの駒が小さい子供くらいのすっごく大きなチェス盤。そこには地元の人が集まり、みんなチェスを楽しんでいた。

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大きなチェス盤・・・すっごく絵になるな・・・これはモノクロで撮ろうと一人カメラ小僧つぶやきをしていると、私のレンズによぼよぼのおじいちゃんがフレームインしてきた。

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周りの地元の人も急に現れたおじいちゃんに少しびっくりしていたようだった。

が!本当にびっくりしたのは、そのおじいちゃんのチェスの強さ。

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今まで誰にも負けていなかったであろうチェスの猛者たちを一人ビニール袋片手のまま、破っていく。

私はチェスのルールはよくわからないけど、周りの人の反応でこのおじいちゃんのやばさが伝わった。


結局おじいちゃんは一度も負けず、最終的には他のプレイヤーたちに握手を求められる神的存在になって、また街へ消えていった。


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気づかば夕暮れ。私はこのチェスの戦いも何時間も見ていた。


完全に私のシドニー初日はこのおじいちゃんにもってかれた。



最後までお読みいただき、ありがとうございました♪









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